いままで紹介したことがあったか忘れたが、休日の多くはは「土いぢり」をしてすごしている。
土いぢりをしていると、あっという間に時間が過ぎてしまう。
以前は、植えるものといえば花ばかりだったが、最近は、野菜を育てるのが面白い。
やはり、形は悪くても、自分で育てたものを、自分で料理して食べるのは安心だ。
野菜作りを始めてからは、植えたものの記録をきちんと取るようにした。
いわゆる連作障害を避けるためだ。
記録は、デジカメで写真を撮って、プリントアウトしたものを切り貼りでノートに貼る。
そして、コメントやその他情報を余白に書き込んでおく。
切り貼りには一瞬モールスキンか?とも思ったが、もったいないので、ロールバンにしてみた。
こちらもゴムがついているので、切り貼りには向いている。
ところで、その庭にまく肥料は、料理した後の生ゴミを利用した堆肥を使っているので、我が家で一つの循環サイクルが出来上がっている。
堆肥づくりも、最初は臭いが出たりしたらイヤだなと思っていたが、コツを掴めばいたって簡単。
恐れていた臭いも全く発生しないから不思議だ。
庭に直径30センチ、深さ40センチ程度の穴を3つ掘る。
落とし穴のイメージだ。
その穴の一つに、毎日料理で発生する生ゴミを捨てる。そして、その上からゴミが隠れる程度に土をかぶせる。このときに、かぶせる土で生ゴミを和え物のように和えてあげるのがコツ。
不要な水分が、変な臭いの元なので、土をまぶすことで水分調節を働かせるのだ。
そして、次の日も、また次の日もその穴の上に生ゴミを捨てて、同じように土で和えてあげる。
10日もすれば、一つ目の穴がいっぱいになるので、その穴にいれた「ゴミ+土」を2番目の穴に移し替える。
そして、また最初の穴に生ゴミを捨てていく。
すると、10日後にまた穴はいっぱいになる。
ここで、10日前に2番目の穴に入れた「ゴミ+土」を3番目の穴に移し替える。
このとき、面白いことにすでにゴミの形はほとんどなくなっている。
土壌の微生物により生ゴミが分解されたのだ。
半熟状態だが、堆肥になりかけている。
続いて、同じように最初の穴の「ゴミ+土」を2番目の穴に移し変える。
このくり返しで、最初の上旬に捨てたゴミは、1月後には真っ黒い堆肥に変身している。
穴を3つ掘って、10日毎に移し変えるのは、その移し変えの時に酸素を含ませるため。そうすると微生物の動きが活発になって、分解が早く進む。
こうしてできた堆肥は、肥料として庭の野菜や花に与える。
中国製の変なモノがはいっていないので、安心だ。
こうして生ゴミを土に返してあげると、家庭から排出するゴミが驚くほどに激減する。
その他のゴミは、紙かプラ類なので、長ければ10日に一回ゴミ出しをすればいい。
オマケに、水分を含むゴミがないので、持っても軽い。
ビール工場などで、ゴミ排出ゼロなどと宣伝しているが、こうして循環サイクルを築き上げると、明らかに経費が削減できるというのが実感できる。
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