例年、夏はお盆時期に広島に帰省しているのだが、今年は一週間ずらした。
理由は、ハンズメッセ。
この数年、ハンズメッセで色々と珍しいものが広島ハンズに登場している様子が、アカガシさんのブログ〜a piece of paper〜で紹介されていた。
あと、一週間帰省するのが遅かったらといつも思っていたので、今回は一週間遅く帰ることを実行したのだ。
もちろん帰省日は、ハンズメッセ初日にあわせた。
メチャクチャ期待して広島ハンズ7階の文具売場に向ったのだが、残念。
万年筆売場のブースにいたお姉さんに尋ねると、「申し訳ありません。今年は珍しい万年筆は入手できませんでした。ごめんなさい」とのこと。
「イヤイヤ、キミが可愛いから許すよ!気にしないで」と言いそうになるのを我慢してペリカンコーナー以外を眺めていると、定価10,500円のボールペンが5,700円で出ているではないか。
在庫限りの数量限定ではあるが、45%引きである。
先ほどの可愛いお姉さんに、もう一度声をかけると、ガラスケースの中に展示してあるものの他に、店頭に並べていないものが2本あったので、それらを店頭で検品。
いずれも問題がなかったので、その内の1本を入手した。
万年筆との出会いはなかったが、可愛いお姉さんから、以前から気になっていたボールペンを格安で入手できたので、今回はこの出会いだったとのことで納得。
その後は、いつものコースで市内徘徊に向かう。
まずは、パルコ前の串の坊で、串揚げランチ。
ここは、いつ行ってもお買い得感がある。
続いて満腹状態で向うのは、目の前のパルコ新館。
3階のルブラックに始まり、パルコブックセンタ、タワレコと回り旧館のイルビゾンテに入ってみる。
ちょっと気になるサイフがあったが、お客がいじくりまわしている様子だったので、これは、今度、銀座のお店でゆっくり見てみよう。
で、ここで今日のコラムの本題。
広島地場の文具店に、万年筆の値引きセールで有名な多山文具というお店がある。
広島のメインストリート、本通商店街の、それもアンデルセンの向かいという超一等地にお店を構えていたのだが、隣の陶器店と一緒に、再開発で共同ビルを建設していた。
その名前が、笑っては失礼なのだが、本通ヒルズという名前。
六本木も表参道も坂があるので、ヒルズという名称に違和感はないが、ここは広島平野のど真ん中で、オマケに中州地帯なので坂などはない。
まあ、変な名前のビルと思っていたのだが、ちょうど私が帰省中の24日に新装オープンしたと、中国新聞に出ていたので行ってみた。
もちろん、オープン値引きを期待してのことである。
再開発ビルの1、2階はアパレル系のお店がテナントで入っていて、元々の文具店と陶器屋は3階に入っていた。
そのほかにも、飲食店がこのビルに入るみたい。
多山文具は、今まではかなりのスペースがあったお店なのだが、新しいフロアは、コンビニ程度の広さ。
おまけに、レジのところには、値引きを止めて、文具専門店としての品揃えを充実させていくとある。
しかも、店頭に並ぶのは、国産文具メーカーの品々がほとんど。
本業を貸しビル経営にシフトさせたのであろうが、非常に残念だ。
日頃の値引きは別にどうでもよいことだが、せめて私が帰省する時期だけでも、メーカーから目を付けられるほどの、値引きを復活させてもらいたいと願うばかりである。
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