4、5、6月の仕事のピークが過ぎた反動が一気に来た。
今日も、銀座に行ってきた。
目的の一つは、写真の古いビルの中にあるお店。
ここで、ゲットしたもの(万年筆ではありません)は、またいずれ紹介予定。
帰りに伊東屋にも寄ってみた。
9階のイベントスペースでやっていた「Paris・Tokyo てがみアート展」。
木下綾乃さんの本の影響で、手紙系のデザインに興味を持っているのだが、いちども、実物を見たことがなかったので、今回のイベントはぜひ見てみたかった。
6日しかないイベントだったので、時間が取れるかなと思っていたのだが、運良く、少し早めの夏休みがとれたので、このイベントに合わせて銀座に行ってみたのだ。
パリと東京に在住の2人の女性の、作品による手紙の交換「てがみアート」の展示なのだが、目についたのが、パリの女性の手紙が、紫のインキを使って書かれていたこと。
極太の万年筆で書かれた文字は、紫のインキの濃淡が綺麗に出ていて、とても素敵だった。
一時間近く、作品を眺めていた。
今日は作品を見るだけの予定だったのだが、無性に極太の万年筆が欲しくなり、一気に2階に降りた。
そこで、スーベレーンのBBと3Bを試し書きさせてもらった。
店員さんが準備してくれたペンがまた、恐ろしいくらい滑らかなペン先。
良く見ると、出してくれた紙がかなり上等なものだったので、聞いてみるとそうだという。
わかりましたか?と笑いながら他の紙をだしてもらった。
「これも、結構良い紙ですが」と笑いながら渡されたが、やはり滑るような書き味。
これまで、色々と試し書きをして来たが、書き比べて一番程度が良いモノを選ぶというのではなく、素直にこれが欲しいと思えるペン先に出会ったのは初めてだった。
店員さんに尋ねてみると、かなり厳しい検品をしているとのこと。
個体差が激しいので、NGのものはメーカーに返品しているらしい。
こうした返品商品が台東区や通販あたりで格安品として流通しているのかと、思わず勘ぐってしまった。
結局、今日は、軸の色というか、シルバートリムにするか、ゴールドタイプにするかどうかを決めることができず、購入を見送り。
調整しなくても、あるところにはちゃんとしたものがあるというのが良くわかった一日だった。
購入先候補に伊東屋も加えることにした。
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