
最近欲しいものの一つにWHC赤のバイブルサイズのシステム手帳がある。
雑誌などをみると、赤のエイジングがとてもいい感じなのだが、何分現物を見たことがないので質感が今ひとつわからない。
WHCのシステム手帳は3万円近くするので、なかなか失敗は許されない。
ということで、一番エイジングが早そうな小銭入れを、エイジングテスターとして購入した。
実は、購入してまだ下ろしていない名刺入れがあるのだが、どうもカバンの中に入れっぱなしのものはあまりエイジングが進まないので、いつもポケットに入れておく小銭入れにしてみた。
小銭入れを購入した理由はもう一つ。
実はニュートン(茶色)の小銭入れを一つ所有しているのだが、どうもこれが今ひとつよろしくなかったのである。
一つは小銭をいれる部分とは別に小さいポケットが付いているのだが、そのポケットと小銭を入れる部屋の境のナイロンの布に穴が開いてしまったこと。頑丈と聞いていたのに革以外はダメなのかな?
もう一つは革の質感。
これはなんとも説明しがたいのだが、他のニュートンと比べて、この小銭入れだけ、初めから何だかオレンジかかってツルんとした感じだった。
いつも手にしているのでエイジングは他のニュートンのサイフや名刺入れに比較して圧倒的に進んでいて早い。
ところが、少し前にニュートンのキーケースを使い始めたのだが、どうもこちらとエイジングの感じが違うのである。
キーケースは他のニュートンと最初から同じ質感で、これもいつもポケットに入れているのでかなりのスピードでエイジングが進んでいる。
で、キーケースと小銭入れを比較すると何かエイジングの感じが違うのである。
もともとショップの人も、この小銭入れの質感にはギモンを持っていたようなのだが・・・。
最初、小銭入れを買おうと思って渋谷の公園通りのUAに行った時に、ショップの店員から、ニュートンの小銭入れは一つだけ残っているが、他のニュートンと質感が違うと言われた。
WHCの検査はパスして出荷されているので製品としては問題ないが、あまりおすすめできないと言われ、その時はあきらめた。
それからしばらくして、広島に行く機会がありUAの広島で、小銭入れを見せてもらうと公園通りのUAと同じ質感のものだった。
原宿のUA本店に行ってもニュートンの小銭入れは品切れだし、このちょっとオレンジがかったニュートンでも仕方ないかなと思って、広島で購入した。
革は生きモノといってしまえばそれまでだが、もう少し待って購入すればよかったかなと思った。
まあ、そんないきさつもあり、今回2個目の小銭入れをゲットした。
これからどのようにエイジングが進んでいくのか楽しみである。
ちなみに、わたしはいつもショップでブラッシングしてもらわずに、最初から自分でメンテするようにしている。
写真の白い粉のようなものはブライドルレザー特有の蝋の成分が浮き出たものである。
実際に使用する時には、この蝋をブラッシングして革の中に押し戻してから使い始める。
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