----------------------------------
日本経済新聞社:1,300円
ISBN: 453214535X 1997年9月
おすすめランク★★★☆☆
----------------------------------
著者は弁護士、公認会計士、通訳のわが国唯一の資格三冠王として一時期雑誌などでもよく取り上げられていた方である。
わたしは、著者の本はこれしか読んだことははにのだが、本書の中で、司法試験は社会人になって仕事と家庭をもちながら合格したとある。
スゴイ人である。
経歴を見ると、黒川国際法律会計事務所の所長さんということである。(当該事務署名でweb検索したが、事務所のHPは残念ながらHitせず、見つけられなかった)
本書の内容に話を移したい。
まず、情報の収集・整理術ということで、新聞や雑誌情報の収集整理のコツについて述べられている。
あと、読書術、情報活用の道具術、人情報の活用法、仕事のダンドリ術と多岐にわたる著者の経験から得た仕事術が紹介されており、最後には心の整理術としてメンタルな部分にまで触れていた。
その中でわたしは読書術が特に参考になった。
本の表紙の一部をカットするなど、わたしからすると、わけのわからないことが書いてあったりもするが、
@本を選ぶ際に「著者の経歴」を書籍選びの際の参考情報にすること
A会社のお金でなく、自分のお金で買わないと身につかない
B迷ったら買う
など、日ごろ自分が実践していたり考えていることが書いてあると、共感できるのと同時にやっぱりうれしい。
特に@の経歴は、書籍購入ではじめての著者の場合は必ず、本の内容と経歴が合致するかチェックすることをお薦めする。
たまに、トンでもない奴が本を書いていたりすることもあるので。
あと、本書の中で著者が使っている、手帳とカバンが紹介されていた。
【手帳】
・ポケットに入るサイズ
・ルーズリーフ式
・一日一枚形式
ということで、N研究所が製作しているダイアリー手帳と紹介されていた。
たぶん、ナラコムのシステムダイアリーを利用されているのであろう。
【カバン】
数年ごとに品物は変わるが、20年以上ダレスカバンを愛用とのこと。
カバンは重たいとのことであるが
「とにかく、これ一つあれば間に合う」という安心感は他のものでは代替が利かない効率である
とあった。
わかる気がした。
|