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 51   【仕事術】凡才・久恒流誰でもできる「仕事革命」 久恒 啓一
UPDATE:
2004/07/26 (Mon) 
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すばる舎:1,470円(税込)
ISBN: 4883992659 (2003/02)
おすすめランク★★★★★
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わたしの今注目している一人である久恒啓一氏の著作。
図解シリーズで数多くの本を出されているが、この本はわたしがはじめて購入した氏の著作である。
九州大学を卒業後JALに入社。広報課長などをつとめるかたわらの著作活動で注目を浴び、宮城大学教授に転身。その後も精力的に著書を多数出版されている。
 
本書は著者流の非常に軽快なテンポで「仕事ができる人」のコツについて述べられている。
その中で、特になるほどと共感できたのが、本書の最初で触れられている「モノマネ名人になることが仕事ができるようになる第一歩」ということである。
 
転職して最初の配属先は、今までと全く違う仕事で、なんだかメチャクチャ忙しいところだった。1月が過ぎても仕事のボリュームが大きすぎて、一体自分が何をやるべきなのか全く見えてこない。
どうしようかと思い悩んでいた時に、家族から、周りの先輩に最初はどうやって仕事を覚えていったのか(要は何を見て勉強したのか)聞いてみたらと言われた。
わたしの勤務先は、だいたい2、3年で異動があり、全く畑違いのことを担当することも多い。
なので、みんな異動の時には、同じような経験をしていると考えた。
 
ちょうど隣の席の先輩と二人きりで出張に行く機会があったので、車中、世間話の中に織り交ぜて色々と質問をしてみた。
一つ一つの質問に明、確な答えをくれたその先輩のマネをしてみようと、わたしはその時に決めた。
結局2年間、その先輩と一緒に仕事をすることになったが、その間で実に多くのことを学ぶことができた。
 
ギターなどの楽器をやっている人ならば、わかりやすいかもしれないが、このマネ(楽器ならばコピー)をするというのは自分をあるレベルまで持っていくには非常に有効な手段だと思う。
 
あとは、ある程度のレベルまで行った後に、どうやって自分の味を出していくのかが勝負の分かれ目となると思う。
その味出しの方法についても色々と書かれているので参考になる。
 
年度当初、急な異動で、やりたくも無い仕事を担当させられてかなりブルーになっていた時に、この本をよんでかなり救われた。



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