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三笠書房：630 円（税込）

ISBN: 4837974805 　(2005/03)

おすすめランク★★★★★

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本書は、成功するためにはどのように手帳を使えばよいかを、５３の項目に分けて書かれている。

 

本の表紙には「２７人の手のうち」とあるので具体的な手帳の中身の紹介があるようにも見えるが、手帳の中身の紹介は５、６ページ程度しかないので、そっち方面を期待すると少しずれた内容になるかもしれない。

 

本書は、具体的にシステム手帳や綴じ手帳というより、広い範囲の「手帳」というツールをどのように活用していけば良いかを解説している。

優先順位付けのポイントや、目標達成のための計画のスパンをどのように考えればよいかなど、いろいろな活用術が紹介されている。

 

個人的に気になったところとして、これまで、書きグセをつけることというのは、多くの手帳術の本に書かれてきたことであるが、本書では、さらに手帳をチェックすればするほど「手帳力」があがるとあった。

特に、仕事でシステム手帳を活用するようになり、１０〜１５分おきに手帳を眺めているわたしとしては、なるほどなと思った。

手帳を眺めることにより、今の自分の状況が手に取るように俯瞰できるので、随時優先順位付け替えをしながら仕事を効率的にすすめることができるのである。

 

これまでの手帳術の本と一風変った内容で、目新しいことが幾つかあったので、気になるところにポストイットを貼りながら読みすすめた。

少し時間を置いて、もう一度読み返してみたいと思った一冊である。