----------------------------------
祥伝社:1,260円 (税込)
ISBN: 4396410778 (2005/06)
おすすめランク★★★★☆
----------------------------------
前回の「手紙を書きたくなったら」につづく手紙本の紹介。
「手紙を書きたくなったら」を伊東屋でみつけたが、その時に買わなかったので、あとで綺麗な一冊を探すのにえらい苦労をした話は、前回紹介した。
その「手紙を書きたくなったら」を探し回っている時に見つけたのが、この「手紙手帖」だ。
同じジャンルの本なので、偶然というより、目に止まるのも時間の問題だった。
小田急の新宿伊東屋の横の三省堂で、実はこちらの方を先に見つけて購入していた。
何となく手に取ってみたら、手紙Goods取り扱い店の紹介として、伊東屋や鳩居堂などの取材記事が掲載されているではないか。
オマケに、伊東屋のところでは筆記具としてLamyのサファリとペリカノジュニアが紹介されている。
「ここで買わないと、あとで後悔するぞ〜」と頭の中で知らない人の声がする・・・。
この本を探していたのではないのに、気が付いたらレジに並んでいた。
さきほど紹介した伊東屋などが出ている章は、手紙の必需品として紙やペンが紹介されている。
行ったことのあるお店が本に出てくるだけでワクワクしてくる。
そして、今までお店で目にとまらなかったものも、こうした本を読むと、今度行った時に見てみようという楽しみが一つ増えていい。
最近、こうしたモノを紹介している本などを読んで感じるのは、仕事でも日常でも、少しずつでいいので、本当に気に入ったものだけを大切に使っていきたいということ。
仕事で使うペン一つにみても、支給品を何となく使っていたが、自分である程度の金額をだして購入したお気に入りを使うと、一文字一文字、なんだか丁寧に書けるような気がする。
なので、手紙のことが気になりはじめてから、今までは、あまり気にせずに無印良品のレポート用紙を便箋代わりに使っていたのを、少しずつ、お気に入りの便箋に置き換えていっている。
といっても、わたしがこれまで買ったのは、伊東屋と丸善のオリジナルシリーズだけだが・・・。
あと、この本で面白いと思ったのが著者の友人からの手紙を掲載していること。
それぞれの人のこだわりの文章(手紙の写真で紹介)と、筆記具や便箋もあわせて紹介されているので、他人の手帳を覗くような感覚で読めて面白かった。
偶然、「手紙を書きたくなったら」の木下綾乃さんの手紙も紹介されていたので、2冊あわせて一気に読んだ。
当然、手紙本を2冊も読んだので、手紙書きたいモードは最高潮の達しているのだが、特に出したい人もいない。
なので、真新しい伊東屋の便箋に、家族に手紙を書いて渡した。
その手紙と一緒に、白紙の便箋を渡したら、それに返事を書いてくれた。
次は封筒を買わなくてはと思った。
|