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岳陽舎 1,680円 (税込)
ISBN: 4907737661 (2005/07)
おすすめランク★★★★☆
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渋谷のタワレコにモールスキンのイベントを見に行ったときに購入した一冊。
モールスキンのイベント自体はあまりパッとしなかったのだが、せっかく来た記念に、カードと、閲覧用グッズ(手袋)を貰って帰ろうとおもった。
でも、どこにも御自由にとは書いていない。
このモールスキンイベントのカードなどは、99.9%、御自由にお持ちくださいというものだろうが、最近、いろいろなお店で、無料で配っているものと、有料の判断が付きにくいものがある。
売り物しては貧相だが、無料配布にしてはちょっと程度がいい。
そうしたものは、いちいち店員に確認をするのも面倒くさいので、他に買うものと一緒にレジに持っていく。
電器店に置いてあるカタログなどは、明らかに無料で、お店で取り扱っている商品とジャンルが違うので、もらって帰りやすいが、本屋で配っている冊子や、ノートが置いてある文具店などで配っている冊子などは、どうもそれだけは貰って帰りにくい。
店員に見間違えられたら嫌だというのが大きな理由だ。
なので、配布物が欲しいために、そこで売っているものを無理やり買うということを、今まで何度もやっている。
ちょうど、イベントがあったフロアは書籍フロアだったので、何か面白そうなものがあれば、その本と一緒にカードや手袋をレジに持っていこうと、探していて見つけたのがこの本だ。
タイトルどおり、モノ作りに携わる人々の机の上を延々と紹介している。
食べ物、服飾、アクセサリ、革製品、イラスト等々、モノたちが生み出される、少し小さめの工房的雰囲気の部屋にある机の上。
そんな机が、たくさん紹介されている。
職場で周りの人間の机の上を見ても、何も楽しいことはないが、こうして職人たちの机の上を眺めるのは、手帳やカバンの中身をのぞきこむのと同じくらいに楽しい。
その理由の一つに、机の上にある道具が大きいと思う。
使いこまれた道具というもの、それも専門的なものであるほど、興味をそそられる。
写真が多い本なので、一つ一つの写真に写っている、こまかい道具を眺めるのも楽しい。
この行為は、子供が絵本を眺めるような感覚と同じような気がする。
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