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WAVE出版：1,365円 （税込）

ISBN： 4872902467 (2006/01)

おすすめランク★★★★★

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以前紹介した、「手紙を書きたくなったら」の木下綾乃さんの新刊本。

前作からの手紙を楽しんで書くという、ホンワカとした雰囲気が継承されて楽しく読める一冊。

 

今回のレターブックは、主に著者が日頃使っている手紙Ｇｏｏｄｓを紹介する内容になっている。

手紙本なので、紹介されている封筒や便箋のコレクションも一味あって素敵なのだが、本屋で手に取って見て「買い」の決断をしたのは、３章の「万年筆を買った」というコラム。

 

前作の出版記念に、書斎館でペリカンのスーベレーンＭ６００の緑縞を購入したいきさつが書かれていたからだ。

くわしくは本書を読んでもらいたのだが、著者も万年筆を買うという行為に、なにか記念すべきことが必要という考えとを持っているところに、妙に共感できた。

 

インキはペリカンではなく、モンブランのブルーにしたらしい。

本で紹介されている文字を見ると、ペン先はＭかＦと思うが、気になる。

彼女に手紙を質問の手紙を書いたら、返事がもらえるかな？

 

基本的に「手紙用品＝文房具」なので、手紙本というより著者のお気に入りの文具本という視点で読んでも面白い。

巻末には、東京文具ツアーと関西文具ツアーと２本立てで、日頃行きつけのお店や、実際に探索しに行った文房具店がたくさん紹介されている。

 

ツアーの中で紹介されていたお店の中でも、銀座の五十音、大阪のフラナガンはぜひとも行きたい所。

 

あと、この本を読んで思い出したのだが、伊東屋で「クレイン」のレターセットも買わなくては。

 

あれ？ツアーマップを見ると、煉瓦亭が描いてある。

彼女は、ここでオムライスでもたべたのだろうか。

伊東屋から結構近くなので、今度よってみようかな等々、夢はどんどんと膨らむ。

 

関西では、フラナガンから歩いていけるところに、コロンボというこれまた面白そうなお店が紹介されている。

 

こういうものを見ると、これから私も文具探索を主とした旅に出なくては思ってしまう。

こういう旅は一人旅が似合うのだろう。

（だれも付いてきてくれないので）