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日本能率協会マネジメントセンター
1,470円 (税込)
ISBN: 4820716638 (2005/11)
おすすめランク★★★☆☆
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年末に広島に帰省したときに、紀伊国屋で購入した一冊。
39人の時間活用術ということで、それぞれの人で話が完結しているので、ヒマを見つけては読んでいたのだが、やっと最近完読できた。
本書は、手帳活用サイト「Koyomi365」に掲載されている「時間管理の達人」のコーナーが本になったもの。
なので、どこかで読んだことがあるなという部分も多いが、やはり活字になっている方が読みやすい。
最初にも触れたとおり、39人の著名人の時間管理の方法が紹介されている。
手帳活用の方法や時間を効率的に使う工夫など、各人のやり方が紹介されているので、運がよければどれか一つは琴線に引っかかるのでは。
いつものメンバーは、いつものネタだが、面白いと思ったのが芸能レポータの梨元勝氏。
氏の実践例をかいつまんで紹介すると
・手帳に取材のネタを書き込み。
(ホームページのネタ帳が、モールスキンとクレーヌフォンティーヌのリングノートに分散しているので、いつかは手帳かモールスキンに集約したいと思っている)
・テレビで話したり連載で書いたりするネタは、手帳の書き込みを活用。
・去年と今年の手帳を携帯。
・20年以上前の古い手帳も保存している。
ある芸能人が2度目の離婚をした時、20年前の手帳を開いたら元の奥さんの電話番号が書いてあり、そこに試しにコメントを求めるために電話してみたら、元の奥さんが出てきたというエピソードが紹介してある。
データ活用の極意とは、こうした活用なのだろうと思った。
(コメントは貰えなかったみたいだが)
・手帳を買い替えたら最初に家族の記念日を記入。
(これは、わたしもやっている)
個人的には、秋元康などのように「同時進行プロジェクトは常に100件に及ぶ」などと通常のビジネスマンとはかけ離れたことをやっている人の時間活用術より、普通の人の手帳・時間活用術の本を出して欲しい。
同じKoyomi365のサイトの中で言えば、「手帳拝見」のコーナーが本になれば面白いと思う。
ちなみに、わたしの時間活用術は
・テレビを見ない。
・インターネットをやらない。
この2点に限る。
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