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産業編集センタ
1,575円 (税込)
ISBN: 4916199766 (2005/09)
おすすめランク★★★★☆
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2006/04/01のコラムで紹介した大阪・チャルカのラベル。
ラベルを購入した広島の雑貨店「ルブラック」には、チャルカの影響か、東欧物の文具が少しだけれども置いてある。
とくにコレが欲しいというものでもないが、一度、大阪・堀江まで足をのばして、チャルカに行ってみたくなる。
広島のルブラックでラベルを購入したあと、チャルカ度が高い状態でパルコのリブロ(本屋)に行ったら、この本が自然に目に飛び込んできた。
実はこの本、以前から出版されていたことは知っていたが、手にとることもなかった。
何となくスコスの「文房具と旅をしよう」の二番煎じかなと思っていたのだ。
チャルカ度が高い状態で、中身をパラットしか確認せずに買ったのだが、自宅で読んでみてビックリ。
スコスの本とは全然違う内容だった。
一言でいうと、チャルカの方がDeep。
スコスはいわゆる西欧系で、身近で目にした事があるようなものも多数紹介されている。
一方、チャルカの方は、見た事がないものばかりなのだ。
チャルカはなんだか、危険地帯に足を踏み入れて、禁断の果実を奪い取ってきたような感じ。
読んでいて、未知の世界というのはまだまだたくさんあると思い知らされた。
個人的には、東欧物で物欲をそそられることはなさそうだが、旅行記としてはとても面白い一冊。
モノを探す旅のヒントがたくさん隠されているような気がした。
この本を読んで、東欧へ行きたいまでにはならなかったが、神田や上野あたりにDeepなモノを探しに行きたくなった。
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