----------------------------------
KKベストセラーズ 1,365 円 (税込)
ISBN: 4584189056 (2005/11)
おすすめランク★★★★★
----------------------------------
近所の本屋に、女の子向け雑貨本のコーナーがある。
女性月刊誌などが置いてある近くに、そのコーナーがあるので、大勢の女性客の中に混ざって立ち読みをするのは、少々というか、かなりはずかしいものがある。
なので、その本屋に行った時は、そのコーナーにあまり他の女性客がいない時だけ、雑貨本を立ち読みをするようにしている。
その本屋で、この「スクラップ帖のつくりかた」を見つけた。
初めて手に取った時、とても面白かったので、その場で一気に読んでしまった。
ただ、全部を店先で熟読してしまうと、さすがに買う気が薄れてしまう。
しかし、とても面白いので、その本屋に行くたびに立ち読みをするという、自分でもよくわからない行動を繰り返していた。
ところがである、とうとうその本が売れてしまったみたいで、私の前から姿を消してしまった。
目の前から、大事なものがなくなった時に、そのありがたさがシミジミとわかるというヤツだ。
まあ、そこまで大げさなことではないかもしれないが、こうなると、異常に物欲が沸いてくるのが人の常である。
きっと買うのだろうなと思っていたら、やっぱり買ってしまった。
(今回は珍しく通販にしてみた。セブン&ワイだ)
本の内容は、タイトルどおり、いろいろなスクラップ帖づくりのヒントが掲載されている。
日記、お買い物日記、おいしい日記、スクラップノートに手帳、なんでもペタペタ貼れるものを、こんなに楽しく貼り付けていますという内容だ。
その中でも、まず私の目を引いたのが、ラベル自慢というページで著者が骨董市で入手したというデパートやお店のシールが規則正しく整然と貼り付けられたスクラップブック。
わたしも、お気に入りのお店のシールなどをスクラップブックに貼り付けているのだが、この本に紹介されている作品みたいに、整然と貼り付けてはみたいと密かに企んでいる。
あと、ペタペタ貼る系の手帳術を実践している方の手帳が、いくつか紹介されているのも面白い。
ショップカードやチケットなどもみんな手帳にペタペタ貼り付けている。
まさに、日記と手帳が融合していて、きっとあとから眺めても楽しいのだろうなと思う。
お買い物日記や、旅の手帳、あと引っ越しノートなど、あれもこれも自分がやっていることと同じことが紹介されていると、読んでいて本当に楽しい。
筆者も書いているのだが、こうしたノートや手帳は結果を貼り付けるだけでなく、その前準備が、また楽しいのだ。
こうした、ペタペタ貼り付けたノートというのは、あとで自分が読んでみても、読み物として結構面白いから不思議だ。
なので、旅行や出張に行く時など、計画を書き込んだモールスキンの過去のページを読んでいるだけで退屈しない。
この本を読んでみて、今度はもう少しビジュアルに凝った、作品風の貼り付けに挑戦してみようと思った。
|