【特集】万年筆を買いに

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私のお気に入りのペンや購入記の紹介
●万年筆を買いに(Lamy Safari 限定アクアマリン購入記)

この数年、立て続けにサファリの限定色が発売になっている。
今年の限定色は「アクアマリン」。

あまり、青軸系に興味がないので、あァ、そうなんだという程度の認識で終わっていた。
青軸といえば、過去に残飯入れと同じ色のバケツ・・・なじゃかった、万年筆が出ていて、これがあまりにも酷かったことも、興味がそそられなかった原因。

しかし、何事も現物を確認するというのは大切なこと。
最初にブツを見たのは、伊東屋の本店。
同じ青でも、食べ残しを入れる容器と同じではなく、どちらかと言えばターコイズ。
これは、ちょっといいかも!と心の隅っこに引っかかりながらも、いつものことで放置していた。

で、文房具店に行く度に、ああ、まだあるなァと思いながらスルーしていたのだが、確か6月末頃。
丸善の本店に、ペリカンの蛍光インキを買いに行った時に気がつくと、もう万年筆は完売。
売り場の若いオネエチャンが、思ったより早く売れてしまったんですよね、と言っていた。
そこには、ボールペンしか残っていなかった。

こういう状態になるとヤバい。
完全に物欲に火が付いていた。

気がついた時には、丸ノ内線から半蔵門線に乗り換えて、神田に向かっていた。
目指すはもちろん「金ペン堂」。

現行品については、基本、金ペン堂以外での購入はあまりにもリスクが高いというのが、これまでの経験で得た結論。
ただ、サファリについては、NG個体の確率が低いと思っていたのだが、国内での取扱いが増えてきたこに比例して、その確率も高くなってきている気がする。
なので、検品のしっかりしたお店で買うという安心感は、お買い物をする時の大きな付加価値なのだ。

加えて、私の好みが、太字で明朝体が好きということは、店主に覚えていただいている様子。
今回も、私好みの最上の一品を選んでいただいた。

検品力のある目でチェックすると、やはりペン先には色々な状態があるとのこと。
店頭に並んでいるのは、そうした厳しいチェックをパスした良品だけなのだが、その中でも、自分の好みに合った一本を選んで貰えるというのは、貴重なお店である。

店主が言うには、これはペン先のあたりが最高ですよとの言葉どおり、サファリでもここまでの書き味が確保できるのかと、使っていて全くのストレスを感じない。

ところで、インキは通常であれば純正のロイヤルブルーでウエルカムするのだが、今回は、軸色にあわせて、最初から純正ターコイズカートリッジで。
軸本体を買う前に、実は伊東屋でカートリッジだけは予め3箱まとめ買いしていたのだ。
この軸は、ターコイズ専用として、オールシーズン、どんどん使っていきたい。

【これまでの限定サファリ】
このアクアマリンの保証書を見ると、これまでの限定色の紹介があったので、備忘録としてメモ。

2004年 オレンヂ(レッドクリップ)
 →サファリ25周年記念。
2006年 ロイヤルブルー(レッドクリップ)
2007年 ブラック&ホワイト(シルバークリップ)
2008年 ライムグリーン(シルバークリップ)
2009年 オレンヂ&ピンク(シルバークリップ)
2010年 Japan(30周年)
2011年 アクアマリン(シルバークリップ)

(2011/08/28)

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