先日、銀座に出たついでに立ち寄ったのが、ユーロボックス。
このお店、開いている日が限られているので、銀座に出たときにいつでも立ち寄れる訳ではない。
あらかじめWebで開店日を確認しておく必要があるのだ。
実はこの3月に初めて訪れてみたのだが、そのときはあいにく丸善で出張販売中とのことで、銀座のお店はお休み中だった。
その後、しばらくは行く気が起きなかったのだが、最近、気になりだしたものがあるので、再度訪れてみようと思った。
気になるモノとは、「ペリカン万年筆の資料本」。
わたしの場合、万年筆ならなんでも好きか?というとそうではない。
ドイツ製の万年筆にしか食指が動かず、その中でも、特にペリカンの万年筆に強い誘惑を感じる。
この自分の気持ちに最近気がついて、ペリカンの万年筆を調べることができる資料が一つ欲しいと思いだしたのだ。
ユーロボックスのHPを見ると、2年前に出た本だが、まだ在庫があるとの案内がある。
通販もOKとあったが、9,800円もするので、中身を確かめて買いたいと思い、今回の再訪となったわけだ。
今回は、しっかりとHPで開店日を確認しての訪問。
伊東屋で開店時間の11時半まで時間をつぶして、あの古いビルの一室へと向かう。
4階まで階段を上って、お店が開いているのを見てほっと一息。
本などで、店内を紹介しているのは何度も見たことがあるが、やはり実際に訪れてみると、また違うイメージを感じる。
何となく、大阪のフラナガンに近い大きさのイメージを持っていたのだが、ユーロボックスの方が少しコンパクト。
その中に、大量のお宝がディスプレイされている。
目的の本は、窓側の棚に、まだ大量に積み重ねられていた。
その他、色々な万年筆系の雑誌も置いてあり(非売品と思う)これらは、直接手にして眺めることもできる。
目的のペリカン資料本も、サンプルで棚に置いてあり、中身をチェックして買いの判断。
まずは、この本を購入して、それから、店内のお宝をゆっくりと眺めて回った。
常連みたいな人が一人いたので、オーナーと話す機会はなかったが、とりあえず良いモノをたくさん見ることができた。
ちょっと思ったのだが、こういう常連がたむろする系統のお店は、今回のような本ならばいいが、万年筆を迷って購入というシチュエーションには向いていないような気がした。
大井町の有名店も行ったことはないが、こんな感じだったらイヤだなと思った。
話を本に戻す。
写真もたくさん掲載されており、眺めているだけで楽しい。
文章も、ドイツ語だけだったらどうしようかと思ったが、英語の併記なのでとりあえず助かる。
90年以降の部分しかまだ読んでいないが、どういう系譜でどの万年筆が登場したかが丁寧に書いてあるので、面白い。
わたしは、英語が苦手な方なのだが、コンピュータのマニュアルと同じで、万年筆の話も商品の基礎知識があると、辞書無しで読んでいけるのが面白い。
ある程度の知っている単語が並んでいたら、前後に少しくらいわからない単語があっても類推できるからなのだろう。
夜な夜な、少しずつ本棚から取り出しては読み込んでいる。
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