【特集】万年筆を買いに

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万年筆のエッセイ

今年になって、一気に更新ペースが落ちた最大の理由は「読書」。
昨年末から、毎週のように家族と図書館に通い、2人あわせて30冊近く借りて帰る。
だいたい私20、家族10の割合だが、それを1週間で読み込む。
 
本を読むスピードは、かなり速い方だと思うが、それでも、今年になってのプライベートの時間のほとんどは読書タイムとなっている。
 
私の借りる本は、昭和初期〜昭和20年代までのものがほとんど。
ジャンルはバラバラ。
まあ、政治、経済、軍、建築関係が大半を占める。
 
一方の家族は、生活雑貨系がほとんどなのだが、たまに、家族が借りてくる本に、時代背景が昭和初期に重なるものがある。
そのときは、そちらも併せて読む。
 
今回は、そんな中でヒットした万年筆のエッセイを紹介。
 
「おばあさんの知恵袋」 というエッセイ集。
この本の一番最後に、「オノトの万年筆」という、万年筆のエッセイが収録されている。
 
なんでも、結婚されてすぐのころ、ご主人が丸善で「英国製のオノト」を買ってきてくれたとのこと。
この当時、オノトは一本十円。
使っていたインキは「丸善アテナインク」らしい。
 
かなり思い入れの強い万年筆だったらしく、最後には
「わたくしが生きている限り、オノトはわたくしの心の中にいるのでございます。」
と締めくくっている。
 
こういう掘り出しものに当たるのも、ちょっとした読書の楽しみなのである。
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