銀座伊東屋本店で、ペリカンのブリリアント・グリーンを買った。
OFFで使っているメイン筆記用インキは、ペリカンのロイヤルブルー。
朱を入れるのは、ヤンセンのダンテかモンブランのラブレター(カートリッヂ)で、朱に対する2段階目の修正を入れる時は、ブラウン系のプライベートリザーブ・ブラックチェリーを使っている。
これに対して、最近、3段目の修正を入れることが多くなったので、モンブランのレーシンググリーンを使っていたのだが、もう少し明るい色がないか物色していた。
趣味文のVol.1に、各社のインキチャートが掲載されているので、それを眺めながら、明るめのグリーンを物色していたのだが、ペリカンが色の雰囲気も良く、価格もお手ごろ。
一点買いで、伊東屋の万年筆売場に向った。
インキは別にどこで買っても同じだが、デッドストック以外は、銀座伊東屋かオアゾの丸善、あと書斎館のいずれかで買うようにしている。
理由は単純。
この3店は、圧倒的に商品の回転が速いからだ。
神経質なわたしは、商品の回転も気になるところ。
なので、食事に行く時でも、店休日の翌日には絶対に行かないようにしている。
例えば月曜日が休みのラーメン屋だったら、日曜日までに仕込んだチャーシューを、当然、休日を挟んだ火曜日にも処分せずに使っていると考えるからだ。
チャーシューなら、パサツキが気になる程度なので、まだ分かりにくいが、ライスを頼むと、回転が悪い店は一発で分かる。
翌日のランチの時間帯に出てくるライスが、どう見ても前日より保温ジャーの中で熟成されている状態で出てくることがある。
なので、炊きたてのような艶々としたご飯が出てくるお店は、回転が早いと判断している。
話をインキに戻す。
生ものではないが、ご飯と同じで、インキもできるだけ新鮮なものが良い(と考えている。)
なので、数年前に仕入れたものが棚に残っているようなお店では、常用のインキを買う気は起きない。
インキの場合は、素人目には鮮度の判断は難しいが、マイナーチェンジがあったような場合だと、パッケージを見て判断できる。
ペリカンも、少し前だが、パッケージデザインを変更しているので分かりやすい。
本当は、こうした消耗品は、いつも商品のチェックに使っている近所の文具屋で、応援のために買ってあげたいのだが、どう見ても、回転があまり良さそうではないので躊躇している。
買ってきたブリリアント・グリーンは、ペリカンの緑スケルトンに吸入した。
モンブランのレーシンググリーンを入れていた軸なのだが、この純正のグリーンの方がペンとの雰囲気も相性も良い気がする。
ペン先はBをつけているので、きれいな濃淡も出て、3色ボールペンのグリーンとはまた違った雰囲気。
(と言いながら、三色ボールペンはもっていないのだが・・・)
暖かくなってくると、こうした明るめの色を使いたくなるのかもしれない。
|