Pelikanのスーベレーンシリーズには、購入してローヤルブルーしか吸入したことがないのだが、同じPelikanのトラディショナルやLamyのサファリについては、色々とインキを交換して楽しんでいる。
ペン先の強度(対インキという意味)について考えると、鉄ペンより金ペンの方が耐性があるはずなので、インキを色々と試すには、スーベレーンの方でやったほうがいいのかもしれないが、どうも勇気が湧いてこない。
インキをチェンジする場合、ボルド系やブルー系は多くの種類を持っているので、どの万年筆に、どのインキを入れているかインキ切れのときにわからなくなってしまう。
例えば、カルティエのボルドを入れていたのに、インキが少なくなって注ぎ足しをする場合、記録がなければ、筆記をしただけではモンブランのボルドや、ヤンセンのピョートル大帝を入れていたのか判別しにくい。
インキを注ぎ足す場合、毎回洗浄すれば良いのであろうが、同じ種類のインキを入れる場合は、基本は洗っていない。
吸入式のインキは、吸入の時に、インキの移動自体で、万年筆本体のインキの通り道の掃除ができていると考えているからだ。
あと、洗浄を頻繁に繰り返すことは、私の場合であれば自宅の洗面所で洗っているが、濡れた手で万年筆をさわって落としたりするリスクの方が高いと思っている。
そんな理由で、どの万年筆に、どのインキを入れているかを、手帳に記録している。
万年筆に興味を持った頃は、現在ほど、万年筆もインキも本数が増えると思っていなかったので、モールスキンのダイアリのオマケに付いている、薄いアドレス帳に、インキの見本帳と合わせて、記入し始めて最近までずっとそのスタイルで管理してきた。
しかし、最近、記入スペースがいっぱいになってしまったので、万年筆のことを色々と書きとめたり、色々なショップで試筆した紙を貼り付けている「万年筆用のノート」に転記して管理することにした。
使い方の基本は、見開きの一行を、管理する万年筆1本に割り当てる。
万年筆名を左端に記入し、右側の余白に吸入したインキの履歴を時系列に追記していく。
右ページの最後までいっぱいになったら、継紙を作って、どんどん右に伸ばしていこうと思っている。
あくまで、インキをチェンジした履歴で、注ぎ足しの場合までは履歴を残す予定はない。
(注ぎ足し履歴まで記入すると、あっという間にスペースがなくなりそうなので)
ちなみに、転記した中で、現在使用中の万年筆とインキを紹介したい。
Pelikan M400 M ink Pelikan RoyalBlue 日記用
Pelikan M600 B ink Pelikan RoyalBlue 原稿作成用
Pelikan M800 B ink Pelikan RoyalBlue 〃
Pelikan M200 赤スケ BB ink ヤンセン・ダンテ 朱入れ用
Pelikan M200 緑スケ B ink Pelikan Green 補正用、日記用
Pelikan M200 黒 F ink PR ブラックチェリー 原稿作成、日記
Pelikan M200 青マーブル EF ink ヤンセン・ジュールヴェルヌ 手帳記入、書類作成
Pelikan M205 スケルトン B ink Pelikan Brown 原稿作成
Pelikan M205 スケルトン B ink Pelikan ターコイズ 原稿作成、日記
Lamy safari orange M ink Lamy青カートリッヂ 日記用
Lamy safari red M ink Lamy青カートリッヂ 職場用
この中で、使用頻度が高いのは、M600と職場用のサファリの赤軸であろうか。
以前は、プラス5本くらいインキを吸入していたのだが、やはり、自宅で常用にするには10が限界のような気がする。
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