最近、パイロットの万年筆の使用頻度が高い。
偶然なのだが、所有する3本のパイロットは、いずれもオレンヂ色の万年筆。
キャップレスはのうち、一本は大阪・梅田の阪急百貨店万年筆売場にて入手したペン先F。
インキは、純正のブルーカートリッヂを刺している。
もう一本は、博多の丸善で入手したペン先M。
インキは、純正のブルーブラックのカートリッヂを使用。
ボーテックスは、日本橋三越で開催されている万年筆祭で購入。
ペン先はMだが、ペンドクタの広沢さんに、太めに調整いただいたもの。
こちらも、純正のブルーブラックのカートリッヂを使っている。
最近、机上にインキを入れて、常時使用できる状態にした万年筆は20本ほど。
それらは、丸善で入手した森林楽のペントレイに収納しており、毎日、ローテで4、5本をソメスサドルのペントレイに移し変える。
その、ソメスサドルのペントレイに選んだ万年筆で、書斎での書き物をしている。
これらの万年筆は、太字を中心としたもので、中字のものも結構太めなものが多い。
ノートに大量の文章を書き連ねるときは、ほとんど筆圧を書けずに書ける、こうしたフロー潤沢な万年筆が楽なのだが、手帳に記入するのには少し無理がある。
特に、ridoのミニプランナは、日記のインデックスを記載しているのだが、Mでも記入するのがかなりきつい。
ということで、ridoに記入するときは、ペリカンのM250のペン先FとM200のペン先EFを使っていた。
M250は金ペン堂で入手したものなので、Fといってもインキ流量が潤沢で、ridoの罫線にはちょっときついところがあるが、まあ、なんとか許容範囲。
M200のEFは、ちょっと昔のM200で現行品に比べると、これも少し太い気がするが、問題はない。
ただ、問題は数少ない細字系の万年筆にいれているインキが、ワラマンのブルーブラックということ。
ridoの手帳にワラマンのブルーブラックで記入すると、緑がかったという状態をとおりこして、くすんだエメラルドグリーンみたいな色になってしまう。
このインキは、書いた紙によってその表情を変えるから不思議だ。
個人的には、ワラマン純正の試筆紙に記入したときが、一番きれいな青になるようなきがする。
まあ、書いていて当たり前のことのような気がするが。
かといって、細字にワラマンのブルーブラックの組み合わせは気に入っており、インキをかえようという気も起きない。
ということで、あまり登場の機会がなかったキャップレスの細字を使ってridoに、日記のインデックスを記入しだした。
私が所有する万年筆の中で、一番細い文字が書けるのが、このキャップレスの細字。
ただ、引っかかるというわけではないのだが、日頃、太字になれていると、どうもカリカリ感が気になり、出番が少なかった。
しかし、利用頻度があがってくると、いつのまにかそのカリカリ感がなじんできたのか、ツルツルとかけるようになってきた。
こうなると、細字の万年筆も面白くなってくると同時に、パイロットの他の万年筆も不思議と使用頻度があがってくる。
こうなると、自然な流れで、今度はパイロットの普通の万年筆が欲しくなる。
これが、良い循環と呼んでいいのか、悪循環と呼んでいいのかわからない。
今年は、もう万年筆を買うことはないと思っていたのだが、最近、無意識にパイロットの万年筆を色々と調べている自分が怖い。
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