【特集】万年筆を買いに

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色彩雫 Tokyo Limited Edition

先日、日本橋の丸善に立ち寄ったところ、パイロットの筆圧測定が開催されていた。
筆圧測定は、これまでに2回、丸善の本店と伊東屋で計測してもらったことがあるのだが、いずれも50グラム程度の結果であった。
2回とも同じ結果だったので、まあ、これは適正に計測されていると思い、以降はたまに筆圧測定を見かけてもスルーしていた。
 
しかし、丸善の地下売場で、パイロットの担当の方が暇そうにしているのを見て、久しぶりに測定をお願いすることにしてみた。
結果は、やはり50グラム。
次回以降は、本当にスルーだなと思う。
 
測定自体は、ものの5分もあれば終わるのであるが、本当にお客が来なかったのであろう。
(私が測定をお願いしたときも、私が席についてから、測定器の電源をいれていた)
測定が終わっても、お兄さんが色々と話を振ってくる。
 
わたしも、とりわけ急ぎの用事があるわけでもなかったので、次のお客さんが来るまでと思い、高級筆記具コーナーのソファーに座って、担当のお兄さんと、色々と万年筆談義をさせてもらった。
じつは、こうしたお喋りが結構楽しかったりするのだ。
ただ、お姉さんだと、100倍以上、楽しさも増すのだが・・・。
 
実際に、パイロット×ソメスの製品なども色々と取り出して見せてもらったりしながら、物欲を刺激され、それを押さえの応酬が続いていたのだが、話題が色彩雫インキになったとき、一気にやられてしまった。
 
東京限定3色を机の上に並べられて、一色一色の説明をしてくれる。
そのうちの「江戸紫」は、丸の内本店では完売したと聞いていますなどと言う。
おまけに、残りの2色も僅少とのこと。
 
どうもこの限定インキ、都内どこでも取り扱いというわけではなく、なんかの組合に加盟しているお店だけに卸しているとのことで、伊東屋本店、銀座のどこかの文具店、そして、丸善の本店と日本橋の4箇所でしか取り扱いがないとのことらしい。
 
たぶん、わたしの心を見透かされたのであろう。
こちら日本橋店にはわずかですが、まだ「江戸紫」の在庫はありますよ(3月28日時点の話)などと挑発してくる。
 
この東京限定色。
三越の万年筆まつりの頃、時期を同じくして伊東屋で開催されていたパイロットフェアで、通常版の色彩雫と限定すべての色が試筆できる状態にされており、全色、試筆していた。
その中で、深川鼠は、筆跡がほとんど鉛筆みたいなのが面白いと思い、いずれ購入しようと思っていたのだが、「江戸紫」は特にその時点では購入するつもりはなかった。
 
しかし、丸善本店では完売、しかしこの日本橋店では僅少在庫が目の前にあるといわれて、冷静な判断ができるわけがない。
 
ということで、気が付いたら、この日本橋丸善で江戸紫、深川鼠の2色を買っていた。
正直、もう、インキを収納する引出しが一杯になっているため、収納場所がなく、机の片隅にボトルは仮置き状態である。
勢いなのか、運命の出会いなのかは知らないが、タイミングとは恐ろしいものである。
 
でも、せっかく購入したインキ。
あとはじっくりと楽しんでいきたい。
 
今のところのプランとしては、深川鼠は鉛筆のような雰囲気を楽しみたいので、LamyアルスタのFに、江戸紫は同じLamyでも太目のJoyに入れて楽しんでみようと思っている。
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