季節が変わると、万年筆を洗いたくなる人が多くなるのだろうか?
最近、いろんなサイトで、万年筆を洗った話題を目にする。
ご多分に漏れず、私も同じ口だ。
そうして、夏用のインキに衣替えするのだが、私の夏インキはターコイズ。
もう、5、6年以上前になるが、南青山の書斎館で「ターコイズインキ」、どの会社のものが良いか、お姉さんに相談というか、サンプルを見せてもらいながら、あれこれ悩んでいた。
ただ、あの当時のお姉さま方、みんな書斎館を去ってしまって、いまでは私の名前を覚えてくれている店員さんはいないと思う。
みんな、犬の世話が嫌になったのかは知らない。
で、そのときは色々迷った結果、ペリカンの純正ターコイズを選んだ。
そして、今もその時に買ったボトルを使い続けている。
ほぼ夏限定で、メイン筆記の色でもないため、減り具合はかなりスローペース。
本当ならば、賞味期限がとっくに過ぎているのかもしれないが、問題なく使えている。
インキボトルのキャップを外したときや、吸入するペン先についているホコリに気をつければ、ある程度の期間の使用には耐えうるのかもしれない。
このペリカンターコイズ、昨年は御徒町ダイアストアで入手したペリカン・トラディショナルM250マーブルブルーの太字に吸入していた。
さて、今年も同じラインでいくか悩むところなのだが、今回は、昨年、神田の金ペン堂で入手した、ペリカンM205青助の太字に吸わせることにした。
このチョイス、軸色ともマッチして正解だ。
ターコイズは、細字でチマチマ使うより、太字でガッツりと濃淡を楽しむのが良いと思う。
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