日経アソシエの最新号に、いつも結果を出す人の「ノート術」の極意という特集があった。
パラッとながめたら、面白そうなので買ってみた。
今回は、前半でアソシエの記事の紹介。
後半で、わたしの現在の「ノート術」を公開したい。
1 アソシエの特集
□ユニチャーム会長、高橋氏
氏はノートネタの常連で、雑誌などで何度か見かけた事がある。
かなりのメモ魔のよう。
45年で650冊のノートを取ってきたらしい。
氏は、ノートは自己成長のツールと位置づけている。
・ノートを取るのは、ただの記録ではなく毎日できるトレーニング。
・ノートはコクヨのA4、ペンは100円程度のボールペン。
・毎日書き続ける事で、自分の能力が高まり達成感が得られるとのこと。
・自分の視点で、自分の思考をノートに書き留め、次の行動に結びつける訓練をするとのこと。
□ライターの和田茂夫氏
・ノートは片面だけ使う。
・片面ノートは切り取り、封筒で整理
□産業再生機構の秋池玲子氏
現在、注目しているビジネスパーソンの一人。
彼女の記事があったので、今回のアソシエを購入した。
・A4方眼100枚のプロジェクトペーパーを横方向で使用。
・切り取ったものは、案件ごとのフォルダで整理。
・会議の前に、話す内容の整理にもノートを使っているとのこと。
□筑摩書房の編集者、松田哲夫氏
・企画ノートは一冊ノート派。
・考えている内容を実際に言葉で書くと、自己を客観視でき、思考がクリアになる。
ブルーブラックのインキで書かれた企画ノートの写真はとてもきれい。
□博報堂ケトル社長、嶋浩一郎氏
・ノートに1軍、2軍を設定。
・2軍はメモ的ノート。
・1軍は、2軍ノート、本、デジタル情報の集積。ネタ帳。
・写真の1軍ノートは、モールスキンにブルーブラックのインキ。
《アソシエの記事の達人の共通点》
■ノートは知識や情報の記録だけ出なく、思考をを整理するバッファー。
■一度、頭の中の事を書き出し、俯瞰することで新たなアイデアに繋げる。
2 私のノート術
仕事、プライベートで使っているノートを思い浮かべてみると、けっこうあった。
□コクヨ・キャンパスノート(A4)
仕事用のノート。
仕事用は現在、この一冊のみ。
・調べ物
・企画プラン
・電話の下書きメモ&相手の回答記録
・プロジェクトの進捗管理
・管理しているシステムの情報(DBのスキーマやKey情報)
等々、雑多な内容を、すべて時系列に記録している。
今の職場に異動になってからのノートはすべて机の上の本棚に置いている。
そして、かなりの頻度で、過去のノートを参照している。
時系列の記録は、野口悠紀雄先生がいわれるように、かなり正確かつスピーディに検索できるので、しばらくはこの方法を続ける予定。
記入は、サファリの万年筆・純正のブルーカートリッジで書き込んでいる。
あと、かなりの頻度で過去の情報を参照していると書いたが、調べ物や、システムの情報は、赤でかなりの追記を行っている。
そうした情報も含めて、仕事上の情報整理・ネタ帳としてノートはなくてはならない存在。
□Cavalliniのノート(写真のパリの地図が表紙のもの)
趣味のノート。
趣味の文具箱や万年筆スタイルといったムックの中から、お気に入りの記事の転記や整理に使用。
他にもステーショナリーマガジンや文具系書籍を合わせると20冊以上の書籍になり、あれはどこに書いてあったっけ?ということで、調べるのに時間がかかることもしばしば。
まあ、その探す時間がまた楽しいのだが、知識の整理ということで、
・ペリカン
・モンブラン
・Lamy
・インク
といったジャンルで、関連するどういった内容が、どの本やムックに掲載されていたかを記録している。
□コクヨのリングノート(写真の青白のボーダーのもの)
小説のネタノート。
気になった事件、ふとした思い付きなどを脈絡なく記録。
□クレーヌフォンティーヌのノート(写真の青表紙のもの)
手帳とカバンのホームページのネタ帳。
ホームページに掲載する記事も、このノートに書きつづっている。
□無印良品のルーズリーフ(写真一番下の黒表紙)
バインダは15年近く前に購入した硬質パルプ製のもので、現在は廃盤商品。
自宅での勉強用ノートとして使用。
経営関係と情報処理試験関係が主で、6、7年前から勉強用ノートとして使い始めた。
一冊で納まりきらなくなったので、最近2冊目のバインダを購入。
半透明のバインダに、同じ無印の帆布製のカバーをかぶせている。
ずっと、ルーズリーフの表裏を使っていたので、細かいソートはできない。
しかし、その時点の勉強内容に応じて、章単位の並び替えは頻繁に行っている。
2冊目を購入したきっかけに、システム手帳のリフィルと同じように片面のみの使用にした。
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このような状況で、現在5冊のノートを使っている。
使用頻度は、仕事のコクヨのノートと、ホームページのクレーヌフォンティーヌのノートが圧倒的に高い。
仕事のノートは、現在の方法でとくに不都合を感じないが、ホームページ用のノートはモールスキンにネタを書いたり、このクレーヌフォンティーヌのノートに書いたりと、情報が分散しがち。
外ではモールスキンを使うので、しょうがないのだが、今のノートが終わったら、一回り小さいA5のノートにチェンジしようか迷うところである。
(06/05/28)
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