特集として、これから数回にわけて、手帳の選び方について考えてみます。
この時期、書店や文房具店には多くの手帳が並らびはじめます。
定番モノから、カラフルな色使いで思わず手にとって見てしまうオシャレなものまで、実に多くの種類があり、手帳好きのわたしにとっては1年のうちで一番ワクワクさせられる季節でもあります。
でも、これだけの多くの種類の中からみなさんはどのようにして毎年手帳を選んでいるのでしょうか?
「毎年、同じものを選んでいるよ!!」
というのが、たぶん一番多い答えかなと思います。実際に、わたしを含めわたしの知り合いに聞いてみてもこの答えが多かったです。
これまでの手帳を変更する「手帳選び」は、仕事の内容が変わったなど、今までと環境が変わった時が、一つの機会になるのでしょうか。あと、手帳をかえることで、「今年とは違った年にしたいな」など、気分をかえたいケースも、きっと多いのでしょうね。
わたしの場合、デスクワーク中心の仕事なのですが、2〜3年サイクルのローテーションで職場の異動があります。異動先は似たような仕事内容のところもあれば、まったくの内容が異なるところもあります。この異動の時に、新しい仕事の内容にあわせて、これまで手帳の見直しを行うことが多かったと思います。
ところで、手帳を見直したり、新しく選んだりする前に、「なぜ手帳を使うのか?」ということについて、ここでまず整理しておきましょう。
まず標準的な手帳の中身を見てみると
スケジュール欄
メモ欄
アドレス欄
地下鉄路線図等オマケ情報
などが、普通入っています。
こうした手帳の中身をみて、「なぜ手帳を使うのか?」を考えてみると、この最大の理由は、やはりスケジュール欄に予定を書き入れ、予定管理をすることだと思います。翌年の新しいカレンダー情報が入ったスケジュール欄がなければ、手帳もただのメモ帳とかわりがないですよね。
予定を手帳に書き込むことで、あらかじめ計画を立て、決まった時間に約束の行動をとる。日々の仕事や生活をコントロールしていくということが、手帳を使うということの目的のベースになるとわたしは考えます。
これをベースに、手帳を活用して
@メモを取る。
ATODOチェックの実行。
B目標設定
C予定や処理案件の優先順位付け
Dアドレス管理
などの情報管理を組み合わせて行うケースが多いのではないでしょうか?
(発想の転換で、目標設定や優先順位をベースに予定管理を行うという手法もあるようです)
こうした情報のうち、アドレス以外の情報はスケジュール欄に書き込む場合もあれば、手帳の別のページで管理するケースもあるのではと思います。
手帳選びの際に、スケジュール欄に、どんな情報を書き込んでいくのか、ボリュームやサイクルを、まず整理して、その条件を満たすスケジュール欄のある手帳を選ぶということが一つのポイントになるとわたしは考えています。
【次回は手帳の種類について考えてみます】
・参考文献:フランクリン・ゴヴィー・ジャパン編著
「人生は手帳で変わる」
(03/11/30)
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