今年も、熱い手帳シーズンがやってきた。
近年、ハンズやロフトなどでは、8月中旬くらいから来年の手帳が並びはじめている。
でも私的には、10月に入ってからが一番品ぞろえも多く、選択の幅が広いと考えている。
私にとっての手帳シーズンは、10月なのだ。
まあ、選択の幅がいくら広がっても、毎年買うものは同じなのだが・・・。
MY手帳シーズン突入にあたり、今年も「能率手帳の流儀」を再読した。
2年前に購入した本書には強い影響を受けており、「知的生産の技術」と並んで、書斎机のすぐそばに常備して、こまめに眺めている。
そして、年頭や手帳シーズンなどの節目には、再精読。
面白いのは、再読した時点で、琴線に触れてくる部分が毎回異なること。
その中でも、今回は著者の野口JMAM会長が紹介している、一カ月ごとの振り返りを実践してみることにした。(「流儀」P134)
氏は、自社のシステム手帳のリフィルを流用して、1枚のリフィルに4年分の振り返り、すなわち48カ月分の記入ができるようなフォーマットを設定しているとのこと。
私は、以前に買い置きしていたアシュフォード社の年間予定リフィルを流用して、2年分の振り返りが記入できるフォーマットとした。
そして、さっそく今年の1月分からの見返しを、数日かけて実施。
著者の振り返り方法は、手帳を眺めての振り返りであった。
私の場合、日記のインデックスをridoのミニプランナに記入しているため、そのインデックスに、赤のダーマトグラフでトピックスと思われるものを抽出し、まず印をつけた。
印を付ける目安としては、重要と思われる出来事はもちろんだが、旅行や出張など、日常と違う動きをした場合や、大きな買い物をしたものなどをピックアップ。
当然、万年筆や時計を買ったらチェック対象となる。
続いてチェックしたものを、アシュフォード社のリフィルを流用した「振り返りリフィル」に転記する。
その中でも特に重要と思われるものには黄色のダーマトグラフ、旅行は赤のダーマトグラフ、そしてお買いものには、セーラのインキ工房で作ってもらった「ロディアオレンヂ」でマーキングを施した。
今まで、日記のインデックスである程度の振り返りは実践していたのだが、こうして意識してピックアップしたものを眺めてみると、自分の行動パタンが俯瞰でき、未来へのプランニング、すなわちPDCAのAの部分役立つことが実感できる。
あと、振り返りをしたことによって、手帳術と勉強に対するモチベーションが格段にUPした。
手帳術の基本、これは「流儀」でも何度も繰り返し述べられていることだが、
「記入したものを振り返る」
ことだ。
単純なことだが、そうすることによって、その後の自分の行動パタンがあきらかに違ってくるから面白い。
手帳による「行動の見直し効果」というのは、やはりすばらしい。
◇
一カ月の振り返りに合わせて、現時点での手帳・ノート構成の現状分析も行ってみた。
結果、日頃使っている本人もびっくりしたのだが、何と22冊の手帳・ノートを並行して使っていた。
まあ、これにはメモやリーガルパッドなども含まれているのだが・・・。
その22冊の連携がどのようになっているのかを、次の手順で図式化してみた。
@ポストイットに、すべての手帳・メモ・ノートを書きだす。
Aそれらを、グルーピングしながらノートに貼り付け、関係の矢印を引く。
→これが、大まかなマップになる。
Bポストイットでアバウトにマップ化したものを、方眼ノートに書き込み、再整理。
C形が決まった段階で、システム手帳のリフィルに転記。
そして、用途別に色分けをした。
分析の結果、それぞれが役割を担って動いており、休眠しているものもない。
統廃合についても検討してみたが、特に必要もないと判断したため、このままの体制で来年も臨むことに。
ただ、日記のLetts12Wについては、罫線の幅の関係で、モールスキンに戻そうかどうしようか迷っているところである。
(10/09/26)
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