ガラスペン用に、万年筆メーカーの純正でないインキを試してみたいと思っていた。

候補に上げていたのは、このドクターヤンセンとヌードラーズインク。

 

ヌードラーズインクは書斎館で取り扱いがある。

ここでインクを悩んでいると、店員さんがよく勧めてくるのが、このヌードラーズインク。

発色がとても綺麗で、色のの種類もとても多い。

その発色のよさが、万年筆に吸わせるのにちょと怖そうなので、ガラスペンで試してみるのには、いいかなと思っていた。

 

ボルドー系とブルーブラック系を、なんとなく考えていたのだが、このヌードラーズ、あまりにも種類が多すぎて、どれがいいのかよくわからなくなったので、まずは、イメージがはっきりしやすいドクターヤンセンから試してみることにした。

 

このドクターヤンセン・ハンドメイドインク、趣味の文具箱Vol３（P32)によると、インク研究家のDr.ヤンセン氏がドイツ国内の工房で一人で製造しているとのこと。

全部で１１色がある。

インクの名前に歴史上の人物の名前を付けているのが面白い。

 

以前、丸の内オアゾの丸善で見かけた記憶があったので、とりあえず丸善まで足を伸ばしてみた。

それまでに、趣味の文具箱のカラーサンプルを穴が開くほど眺めて、ナポレオン（ブルーブラック）、ダヴィンチ（茶）、ダンテ（ボルド）、マルクス（赤）を候補に。

 

しかし、丸善にあったのはナポレオン、マルクス、黒のグーテンベルク。

店員さんと色々と話してみたのだが、入荷の時期は未定らしい。

まあ、一人で作っているとのことなので、生産計画もアバウトなのだろう。

 

一番欲しかったのは、ボルドーのダンテだったので、丸善では、＃３０００のオリジナル便箋だけを買って、とりあえず伊東屋に行ってみることに。

 

伊東屋に行ってみたら、ここもかなりの品薄。

でも、丸善の在庫３種に加えて、ダンテがあったので、こちらでナポレオンとあわせてゲット。

 

さっそく、ガラスペンで試してみると、なかなかいい感じ。

ボルドーは赤が強く、ブルーブラックは青が強い。

 

万年筆メーカーの純正インキと微妙に違うところが、思っていたとおりのいい雰囲気。

とくに、ナポレオンのブルーブラックが、これまでの所有する青系のインクにない色なので、今度、サファリのアルスタあたりに、吸わせてみよう。