濃い緑色のインキが欲しくなり、南青山の書斎館に行った。
この、ヌードラーズインク、趣味の文具箱Vol.3(P33)によると、日本では書斎館で入手可能とあったが、後日訪問した、神戸・三宮のナガサワ文具センターにも在庫があった。
日本では書斎館で入手可能と書かれたので、なんだか書斎館でしか入手できないのかと思っていたら、神戸にあったので、ナガサワ文具センターでこのインキを目にしたときに、一瞬なにが起こったのかわからなかった。
日本語ってむずかしいのね!と思った。
四国・松山にあるペンショップ報画堂のサイトによると、ヌードラーズインクとは、アメリカの万年筆愛好家、ネイザン・ターディフが自分の気に入った色のインキがないことや、新聞のクロスワードパズルに書き込みをするのに、シミが広がらないインキがないため、自分でインキを作ってしまったらしい。
書斎館でサンプルを見せて貰うと、発色がよく、アメリカ人好みのしそうな、はっきりとした色が多い。
先に、BBSのほうにも書いたネタだが、ペリカンの純正などに慣れると、まるで刺身醤油のようにトロッと感じられる。
万年筆に入れるのには少し怖いので、ガラスペンでその風合いを楽しむ予定。
今回購入した色は、セコイアグリーン。
かなり黒味が強い緑だ。
これで、年賀状の一言を書き込む予定。
インクジェットの年賀状に万年筆で一言書く時、妙にインキを吸い込む感触が苦手なのだが、このヌードラーズなら、大丈夫かなと思ったのが、今回の購入の理由。
年賀状は、まだ作成していないので、インクジェットでは試していないが、ガラスペンで幾つかの紙には試してみて、思ったとおりのいい雰囲気。
このセコイアグリーンで、濃い緑のインキが気に入ったので、モンブランの新色、レーシンググリーンも後日入手した。
この2本のインキ、書いた雰囲気はとても似ている。
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