お買物手帖
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60   クレイン社のサンキューカード
UPDATE:
2006/4/16 (Sun) 

銀座伊東屋の2階(万年筆売場は2Fのようだが、フロアガイドにはMFと紹介されている。ここで言う2階は万年筆売場の上の階のこと)には、ソーシャルステーショナリーのコーナーがある。
伊東屋の特集本、「伊東屋100年物語」によると、ソーシャルステーショナリーとは、「個人や会社などが使う名刺やあいさつ状、便箋などの印刷物全般をさす」とのこと。
 
フロアの奥中ほど、ちょうど階下の万年筆ショーケースの真上あたりには、名刺やウエディング関係のカードがたくさん置いてあり、その印刷見本はどれも綺麗で、いくら眺めていても飽きない。
そのコーナーに行きつくまでには、ガラスペンがたくさん並べられていて、物欲を押さえるためにも、なにか軽めのものを買わなくては、平常心を保てなくなる。
まったく、つらいフロアである。
 
なので、まず、レジのそばにあるブックプレートを買って、物欲をヒートダウンさせる。
そして、一旦冷静になって、奥に進んでいく。
 
本題に入る。
 
この2階のソーシャルステーショナリーのコーナーのさらに奥には、レターセットのコーナーがある。
 
以前、本のページで紹介した木下綾乃さんの手紙関係の著書2冊の影響で、手紙グッズも物欲リストに入るようになってしまった。
本当に困ったことなのだが、伊東屋の2階の奥に足を踏み入れると、さらに困った事になる。
 
今回紹介するクレイン社のレターセットが大量に置いてあるのだ。
 
クレイン社は米国マサチューセッツにあるステーショナリーメーカーで、100%コットンの独特の風合いの紙製品を出している。
 
伊東屋に行くたびに、このクレインのレターセットを眺めては、いつかは入手してみたいと思っていたのだが、なかなか踏ん切りがつかない。
 
わが家には、バースデーに手紙を贈りあう習慣があるのだが、ちょうど家族の誕生日が近かったので、思いきって、それ用に買ってみることにした。
その、誕生日に贈る手紙は、お誕生日おめでとうという内容より、日頃の感謝のメッセージの意味合いが強い。
ちょうどサンキューカードがたくさん置いてあったので、その中から選ぶ事にした。
サンキューカードならば、誕生日だけでなく、お世話になった人へのチョッとしたお礼にも使えると思った。
 
サンキューカードと言えば、最近は、ウエディンググッズの一つとして、文具店のペーパーコーナーなどで、よく見かけるようになった。
個人的には、結婚式のお礼だけでなく、色々なシーンで活用できる便利なカードだと思う。
 
最近の学生が行っているかは知らないが、わたしが大学4年の就職活動をしていた時は、OB面接などで時間をとっていただいた先輩などに、サンキューカードを送っていた。
内容は、お忙しい中、貴重な時間を取っていただき云々と、わたしの中では標準化されたフォーマットだったが、手書きで感謝の意を表わすのは、結構ポイントが高かったみたい。
(そんな面倒くさい事をやってる人が少なかったようなので、目立ったのだろう)
 
サンキューカードの仕事での活用としては、トヨタ自動車が職場でのコミュニケーション向上に、このサンキューカードを活用している事例が、雑誌などで話題になっていたこともある。
電脳全盛の時代こそ、こういう手書きの一手間が、相手に対する誠意として重んじられるのだろう。
手書きが好きなわたしにとってみれば、いい時代だと思う。
 
で、このクレインの100%コットンの紙の使い心地だが、パルプを漂白した紙の白さとは違う、なんだかとても高級そうな雰囲気。
万年筆で書いても、インキの乗りが良い。
 
ちょっとしたお礼に便利なので、最近はこのサンキューカードと封筒+80円切手のセットをカバンの中に忍ばせて、どこでも、思い立った時にお礼のカードを送れるようにしている。
 
こういう良いものを使うと、手紙を書くのが、より楽しくなる。
10セット入っていたが、すぐになくなりそうなので、また次のものを選びに伊東屋に行こうと思う。






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