以前から欲しいと思っていたルーペ。

 

目的はもちろん、万年筆のペン先を眺めるため。

自分でペン先の調整をするということは、一切するつもりはないが、自分が使っている万年筆のペン先の状態を把握しておくことは大切かなと思ったので。

 

Ｈａｎｄｓあたりで、安くていいものがあれば一個欲しいと思いながらも、早急に必要なものでもないので、お買物リストに以前からあがっていたのに、ほったらかしになっていた。

 

先日、伊東屋本店に行ったときに、ちょうど４階にいくつか置いてあったのを発見。

伊東屋の４階といえば、オシャレなノートなどが沢山置いてあり、いつもはそれらに夢中でルーペに気が付かなかったみたいだが、どうも以前から、置いてあったよう。

 

倍率は１０倍から２０倍程度で２、３千円であればいいなと思っていた。

 

実際、ルーペの置いてあるコーナーには大きいのから小さいのまで、結構な種類が置いてある。

あいにく、その時はティポのウオータボールしか持っていなかったので、そのＭ６６リフィルのボールポイントをサンプルのルーペで拡大して眺めてみた。

幾つかの倍率を試してみたのだが、丸っこいボールペンの先をいくら拡大してみても、どうもピンとこない。

 

最初から、ルーペを買うつもりで訪れたのなら、万年筆を携帯していったのだが、ふと発見して買う気になったので、準備もなにもない。

 

ルーペを覗いてばかりいたので、だんだん目がボーっとしてきたので、目を休めるために、ふと横のたなに目をやると、使ってくださいといわんばかりに、サファリが置いてあるでは・・・。

 

早速、サンプルの一本を拝借して、ルーペを通して見る。

オオ、まさに別世界がそこに映し出されている。

 

１０倍は、ピントも合わせやすく、とても見やすいが、大きさがもう少し欲しい。

候補として考えていた本命は２０倍だったが、それに一番近い２２倍というのがあった。

 

しかしこの２２倍、ペン先の大きさはお見事に拡大してくれるが、見える範囲があまりにも小さすぎる。

見やすい１０倍にするか、イリジウムの塊がはっきりと見える２２倍にするか、サファリのペン先を、とっかえひっかえ眺めていると、また目がボーっとしてきた。

 

またまた、目を休めるために、ふと目をそらすと×１５という刻印が入ったレンズが棚の奥のほうにあるでは。

真ん中のサイズだからというわけでもないが、これがちょうどいい感じ。

 

１５倍、お買い上げ！である。

 

デジカメを買ったばかりの頃、マクロ撮影で、接写拡大写真を面白がって撮影していた。

ルーペでペン先を拡大して眺めるのは、このマクロ撮影と同じ、肉眼ではとらえることのできない別世界を覗けるという快感がある。