お買物手帖
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62   ルビナートのミュージックシリーズ
UPDATE:
2006/6/25 (Sun) 

以前、伊東屋の丸の内店で、ルビナートのブロッターを購入したことを紹介した。
このブロッター、大きさも小振りで実に使い勝手がよい。
自宅用に購入したのだが、職場用にも一つ欲しくなってきた。
 
実は、このミュージック・ブロッター、最初にブツを見たのは近所の試し書き専門店と位置づけられている文具店。
この文具店、実は置いてあるものは、結構センスが良く、万年筆の品揃えも良いのだ。
 
ペリカン・トレド、ナミキの蒔絵万年筆、デルタのドルチェビータ、モンテグラッパ、ポルシェデザイン、Lamyもモンブランもパーカーも沢山置いてある。
ペリカンのスーベレーンはM400〜1000まですべてそろっている。
 
では、なぜこの試し書き専門店で買わないのか?
 
都心の伊東屋や丸善などは、売れ筋の万年筆ならばEF〜BBくらいの幅で在庫をそろえている。
なので、その場で比較をしながら購入できる。
加えて、Bが欲しいと思っても、同じ太さで数種類ある場合が多いので、全てを試して、その中から最上の一本をセレクトすることができる。
 
しかし、近所の試し書き専門店は、たとえばM400を見たとき、ペン先が売れ筋のFやMしか置いていない。
一つの種類で見た時、ペン先が一種類しか置いていない、まあ、普通の文具店ではよくある状況。
 
お店の人に聞くと、取り寄せはすぐにできますという。
でも、取り寄せして貰い、試し書きしてありがとうというわけには、さすがにいかない。
 
加えて、定価販売という強気の商売も購入を躊躇する理由。
ご近所で安ければ、そこで買おうという気も起きる。
しかし、定価販売ということであれば、あえてそこで買わなくても、多くの在庫から比較購入できる伊東屋や書斎館や丸善で購入したいと思うのが人情だ。
 
結局、メリットがあるところで消費活動は行われるということ。
 
しかし、このルビナートの製品に限って言えば、伊東屋で買うより、近所のこの文具屋で購入する方が安いのである。
モールスキンや、ロディアはもちろん、学童用のノートまで一切値引き無しの定価販売のこのお店。
なぜに、ルビナートの製品だけが安いのか?
そのからくりに気がついた時には、思わず鳥肌が立った。
 
と書くと、そのお店がルビナートと何か太いパイプでもありそうな誤解を受けそうだが、カラクリはいたって簡単。
 
ルビナートの製品、昨年に一斉値上げをしたのだが、実態としてルビナートの製品を旧価格で販売しているのだ。
 
なので、ルビナートの製品に限り、伊東屋との相対価格でかなりの割安な状態になっている。
理由は当事者ではないので、全く想像がつかない。
 
ブロッターで見ると、伊東屋価格が2,625円のものを1,995円で売っている。
こういう、通常は値引きのない製品が24%引なのは、とても嬉しい。
 
実は、伊東屋に行く前に、こちらの試し書き店の方が安いと気がついていた。
なので、このお店での初めての購入かと思って、ワクワクしながら仕事帰りに立ち寄ってみた。
しかし、いつも応対してくれる店員さんが、バイト君が箱を間違えて捨ててしまったので、箱無しという。
箱マニアのわたしとしては、いくら安いといっても、ある程度の価格のもので箱無しはイヤ。
この時は、このお店での初購入をあきらめて、伊東屋の丸の内店で買うことにしたのだった。
 
えらく前フリが長くなってしまったが、そうした理由で伊東屋の丸の内店で購入したミュージックのブロッターがかなり使い勝手が良いので、2個目は箱無しでも安いお店で買おうと思い、試し書き専門店へと向った。
 
で、最後の一個だけ残っていた写真のバイオリンのブロッターを24%引きで無事ゲット。
オマケに箱無しは勘違いで、ちゃんと箱もあったのだから、喜びも倍増。
大満足で帰ろうとしたところで、開けて貰ったガラス棚の奥に、もう一つ楽器の飾りがキラキラと光るボトルを発見。
 
これも伊東屋で見ていいなと思っていた、ルビナートのミュージック・インキボトルである。
ちょうど欲しかったサックスのボトルがあったので、念のために値段を聞いてみると、2,310円という。
伊東屋での今の価格はドーンと跳ね上がり、3,780円。
このボトルに至っては何と39%引きという恐ろしい状態。
 
結局、ボトルとブロッターをセットで購入した。
値引きなしのお店で購入したのに、なんだかとても得した気分の一日だった。






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