渋谷のパルコパート１の地下、パルコブックセンターと同じフロアに、「ＯＩＬ　Ｎｏ．３」というショップがある。

お店の雰囲気はアメカジ系っぽい雰囲気なのだが、わたしの興味を引くのはウエアより雑貨。パルコに行く時は、本屋とデルフォニクス、そしてこのＯＩＬがいつもセットになっている。

あと２０歳若かったら、きっとこのお店でけっこう洋服を買っているような気がする。

 

ジェネラルストアというお店の、一つの店舗みたいなのだが、この渋谷のお店に立ち寄る理由は、ノベルティグッズの品揃えがすごいのだ。

ＩＢＭをはじめ、モトローラやヒューレッドパッカードのロゴが入っているグッズを見ているとどれも欲しくなってしまうから困る。

 

わたしは、昔からノベルティものに目がない。

持っているモノで多いのは、ステッカー。

カセットテープのＴＤＫやマクセルのものは、いろんなお店でデザインに凝ったものが配られていた。

なので、学生時代の手帳やルーズリーフのバインダには、そうしたステッカーがペタペタ貼られていて、たまに取り出して眺めると、何とも懐かしい気分になる。

 

あと、ポイントが高かったのは、放送局系のノベルティ。

高校生の頃、ＦＭ東京（とそのころは呼んでいたような・・・）でやっていたサントリー・サウンドマーケットで、２０世紀最高の曲とかいうのを募集していたので、余っていた年賀状に「アリスのチャンピオン」と書いて出してみたら、ロゴ入りの金属製マグカップが送られてきた。

これは今でも現役で活躍している。

 

ちなみに、実家で使っているオーディオラックには、ＦＭ広島開局記念と書かれたステッカーが貼られている。このＦＭ広島のステッカーは、徳山の商店街にあるレコード屋の前でもらったのを、何故か今でも憶えている。

 

そんな、ノベルティ好きのわたしが、ＯＩＬ　Ｎｏ．３で最初に目に付いたのはＩＢＭのロゴの入ったＴシャツだった。

で、お店に入ると、あるわ、あるわで思わずニヤニヤしてしまった。

 

一つ買ったら、収拾がつかなくなりそうなので、ずっと我慢していたのだが、先日、写真のマウスパッドを見つけて、一線を超えてしまった。

このＩ（目）Ｂ（蜂）Ｍのデザイン、やはりインパクトがある。

 

初めてこのデザインを目にしたのは、社会人になりたてのころ。

会社がＩＢＭの汎用機を使っていたので、ＩＢＭの研修に行った時に配られたノベルティーのデザインがこの「目蜂Ｍ」だった。

デザインは、ポールランドというアメリカのグラフィック・デザイナの作品らしい。

なんてふざけたデザインだ！というのが第一印象なのだが、１０数年の時を経てみると新鮮に感じるから不思議だ。

 

確か、そのＩＢＭの研修でもらったノベルティも捨てた憶えがなかったので、探してみたらちゃんとあった。

それが、写真に立てて写っているフロッピーケース。

 

そんな昔からあるデザインなので、このマウスパッドもデッドストックものと思いこんで、レジに持って行った時に「デッドストックか？」と、店員のお兄さんに聞いてみたら、今でも海外では配られているので、インポートものですね！とサラッと言われてしまった。