お買物手帖
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 65   丸善オリジナルノート
UPDATE:
2006/12/24 (Sun) 

3月に三越であった万年筆祭。
その足で丸善に行った時に入手した、丸善のオリジナルノート。
見た目は昔からのノートというデザインで、ツバメノートと同じような古風な雰囲気を漂わせている。
買ってみたのはいいのだが、そのまま使うでもなく、半分、書斎のデッドストック品になりかけていた。
 
最近、ノートをアチコチで購入しては、使用量より調達量が大幅に上回る在庫超過の状態が続いている。
これはいけないと反省し、在庫ノートの使い道をいろいろと考えていた。
 
この丸善のノートを手に取り、さて何に使おうかと思っていたのだが、ちょうどブログを再開することにしたので、仕事術関係の記事や取材を書き留めるノートにすることにした。
その他、仕事がらみのIT関連の知識のストックノートも兼用しようと思っている。
使い道が決まったら、まずは万年筆との相性テストをやってみよう。
 
早速、表紙をめくり一ページ目を開いてみる。
この最初にノートをめくる行為、新しいノートをおろすたびにドキドキしてしまう。
ここで変な折り目を付けたら、せっかくの新しいノートが台無しになってしまうから。
なので、丁寧にそーっと表紙をめくると・・・。
 
 
!!!
何か浮き出て見える。
怪奇現象か?△■☆?○・・・?
この作業をしていたのが夜中の2時ということも、余計に恐怖心をあおることになった。
 
恐る恐る次のページをめくってみても、なんだかウッスラと見える。
その次も、またその次も・・・、ずーっとその次も。
 
デスクライトの光にかざして見ると、まず2.5センチ間隔で規則正しく立て線が入っている。
そして、大きくアルファベットのKを○で囲んだものがあり、そのロゴの上下にSUPER FINEとORIGINALとあるのが何とか読める。
どこかの紙メーカーの商標なのであろう。
 
怪奇現象ではなさそうなので、気を取りなおして机上にある万年筆で色々と試し書きをしてみたのだが、これが中々相性が良い。
いつも万年筆を使うのは、職場のキャンパスノートと自宅でのクレーヌフォンティーヌのノート。
特にクレーヌフォンティーヌのノートは紙の質が良すぎるのか、万年筆で書くと少し滑る感じがする。
なので、万年筆によっては書いていると、なんだかくすぐったくなるような感触に襲われることがある。
特に私が持っているペンの中で一番新しいLamy2000の万年筆に「この感触」が強く、線も太いまま、まるでインキがはじかれているような感じ。
 
しかし、この丸善のノート、万年筆で書くと適度に紙に引っかかりがあり、インキが紙にきれいに染み込んでくれる。
だが、裏写りすることはない。
 
Lamyの極太万年筆で書いてみると、クレーヌフォンティーヌのノートとインキの色が違って見えるのが面白い。
ペリカンのローヤルブルーを少し濃いくしたようなその筆跡は、不思議なのだが、線の太さも上品に見える。
これは、濃淡がきれいに発色しているからだと思う。
 
定価も179円と、クレーヌフォンティーヌの半分の価格だし、大量の文章を書くのにもストレスを感じることがなさそう。
このまま使い込んでみて調子が良ければ、本家のHP用ノートもこの丸善オリジナルノートにしてみても良いかも。
 
   ◇
 
このコラムをテキストエディタでPCに打ち込んでいるときに、グーグルでどこの製紙会社の紙かを調べてみて面白いことが判明した。
アルファベットのKを○で囲んだものがあり、そのロゴの上下にSUPER FINEとORIGINALとあるロゴ。
 
Kを○で囲んだのではなくOKのロゴで、OKフルース紙というものらしい。
そう、フルース紙で有名なあのツバメノートと同じ紙というわけだ。
あれだけ、色々なところで万年筆と相性が良いと言われているツバメノートのフルース紙と同じ紙らしいので、書き味が良いと感じたのは独りよがりの感覚ではなかったみたい。
 
ということは、よくあるOEM?






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