左2つはリード作りとは無関係な手作りカギ 左から3つ目:Ritzmaß(リッツマース)キザミゲージ。この右側の階段状の長さがリード材にマークをつけるため。左側はリードを楽器に差し込む深さ12ミリであり、その下側はリードチューブの長さ35.5ミリ。 一番右:チューブここではChiarugi社がウィーン式用に開発したフチ付のもので、長さ36ミリ。 |
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| 半日(長すぎか?前日の夜から浸しています)充分にカマボコ材料を水に浸します。ここでは5本まとめて作ろうとした場合を示しています。厚み微調整のための木賊も水に浸しています。サンドペーパーだと細かな砂つぶがリードの表面から押し込められて、除去できないことがあり、木賊は本当に便利な研磨材料です。 | |
1本を水から取り出し、自作のイーゼルに乗せます。自作のイーゼルは外径16 φの円柱で94ミリ位の長さです。20φの短い円柱が両端にあります。もともとはカナヅチの柄だった木材から工作室の旋盤で2本作りました。アルミ棒から作ったものもあります。*カマボコはイングリッシュホルン用に市販されているものが16 φで長さが90ミリですので、流用できるわけです。ただし厚みが0.7ミリですので、オーボエ用には0.1から0.2ミリ厚すぎますため、もう少し内側をガウジする必要があります。木賊が便利です。 またイーゼルには左右対称になる中心線を深さ0.3ミリ位の溝として円周に沿って刻み込んであります。 |
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乗せたリードのイーゼル中心線の左右5ミリ程度について、カッターナイフを用いてリードの外皮を多少削っておくと良いでしょう。イーゼルの中心線の溝にカッターナイフを当ててかまぼこ材料の折り曲げ線をマークするために、弱い力でカッターナイフを走らせます。この時はナイフを動かすよりは、むしろナイフ先端は溝に付けておいて、カマボコにも刃を当て、ナイフは動かさないで、指でカマボコをイーゼルに押し付けたまま向こう側に転がしてマークをします。きつくマークするともちろん切断されてしまいますからいけません。できれば硬い外皮の部分のみを切って折り曲げやすくしておきます。弱い力から、だんだん強くして行って、加減を覚えるのも良いでしょう。 |
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| 次にカッターナイフの刃じゃない側(写真では刃の側ですが、背中側ですね)に、今の折り曲げマークが付けられたカマボコのマークのちょうど真裏側を乗せて折り曲げます。これ一気にクニッて行きます。もしマークした切り込みが浅いと折りシロが膨らんでしまいますし、深すぎると部分的にちぎれることもあるので注意です。できるだけU字ではなくV字に折り曲げたいのです。 | |
| 次にハンドシェイパーを開きます(三つに開きます)。ハンドシェイパーの中心部分に今の折り曲げたカマボコを合わせます。かまぼこの左右がずれないように、そして長さ方向は注意です。シェイパーの外側の2本を折りたたんだところにマークがあり、折り曲げたカマボコの折り曲げ位置が来るようにセットします。 このハンドシェイパーはウィーン郊外のお店で中古で購入したもので、「トゥレチェク2」というタグがついていました。 | |
写真の上側にちょっと左に傾いているのがクランプです。 これを閉じてシェイパーをロックします。
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| シェーバーからはみ出している部分をカッターナイフで削ぎ落とします。その際、カッターナイフの刃は充分に寝かせて、シェイパーからはみ出ている部分がないように何度も往復してこそぎ落とします。ハンドシェイパーは高速度鋼なので、カッターナイフで傷がつくことはありません。また一見危険そうに見えるこの作業中に、これまで指をナイフで間違って切ってしまうことは一度もありません。 | |
| 充分確認した後にシェイパーを外しますとこのようになります。これが船型です。実際はまだこの状態から棒ヤスリで削ります。後日追記します。 |