山木屋のわプロジェクト


2012年3月3日
CD制作記念コンサート『ぼくたち わたしたちの 「わ」』

いよいよコンサートの日を迎えました。前日の福島は、春を呼ぶ大雪。前日入りの演奏家・スタッフが乗り込んだ車は、予定より二時間以上遅れて、宿に到着しました。夕食をとりながら、最終的な打ち合わせをしました。明日は7時に出発です。

コンサート当日は8時に会場入り。まずは舞台のセッティングから。

みんなで平台を組んでひな壇を作ります。

照明のライトヴェージさん、音響の森さんたちには、
何から何までお世話いただきました。

会館エントランスには、チラシの原画『わ』を展示しました。

今日のコンサートは、すべての場面で子どもたちが主役です。
場内アナウンスと司会は、山木屋小の放送委員会が担当します。
茨城放送アナウンサーの飯田さんに、
アナウンスのレッスンを受けました。

みんな熱心に、舞台袖でアナウンスの練習です。

さあ、開場しました。
受付も、りかおさんのアドバイスを受けた子どもたちがスタッフです。

遠方からも、大勢の方々が駆けつけてくださいました。

予ベルが鳴ると、お客さんは開場へ。
山木屋地区の方々が生活する仮設住宅から会館まで、
川俣町がシャトルバスを出してくださいました。
みなさんのご協力に、心より感謝です。

舞台に上がる前の緊張は、古川町長さんも上松美香さんも一緒です。

と思いきや・・・

舞台袖は、こんなにリラックスしていました。

『ぼくたち わたしたちの「わ」』
今日一度だけのリハーサルで、
子どもたちはしっかりと演じてくれました。

みんなで歌う『わ』。何度聞いても感激します。

最後はみんなで『ラ・マリポーサ』!

終演後のロビーも賑やかです。
みんな笑顔がはじけています。

たくさんの取材もしていただきました。
堂々とした対応ぶりです。

みんなで記念撮影。子どもたちが歌い始めました。
「ララララライラライラライラ ライライライライラー ヘイ!ヘイ!」
歌声はロビーにいつまでも響いていました。

地元のスタッフの方々と記念撮影。
みんなで「わ!」

こちらは写真に入らなかったスタッフです。

みんなが笑顔のコンサート。本当にしあわせな一日でした。

子どもたちは「またやりたーい!」また、やりましょう。

大勢の人たちの手を経て、子どもたちのつなぎ始めた『わ』が、
どんどん強く、大きくなって行くのを感じています。


2012年3月4日
川俣町原発事故被災町民大会

昨日と同じ川俣中央公民館で、川俣町原発事故被災町民大会が行われ、多くの町民の方々が参加されました。商業、農業、教育など、それぞれの立場での、震災から今までのさまざまな困難や努力が発表され、特に山木屋地区の農業現場の方からは、厳しい意見が聞かれました。

その後、京都大学の岡田知弘先生が『震災復興と自治体の役割』というテーマで講演されました。最後に、国と東京電力に対しての要望書を採択し、3時間に及ぶ大会は閉会しました。

昨日と同じ会場とは思えない雰囲気です。

山木屋中学校生徒の合唱が花を添えました。

震災の問題も、東電原発事故の問題も、周りの人たちが、どれだけ自分自身の問題として捉えられるか?という事だと思います。

-2012年3月(2)-

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