高野悦子は、母・高野アイと6月19日(木)、2人で河原町通に買い物に出た。
高野アイは、「悦子がねだるので小さな店で薄茶色のワンピースと靴を買ってあげた」(『大学のある街─今出川にわたる風8』「朝日新聞(大阪本社)京都版2006年1月10日」(朝日新聞社、2006年))。
「お母さん、おいしいところがある、と言って、京都駅の近くの店に案内してくれて、カニのわっぱ飯を注文してくれました。お母さん、バッグもほしい、と言われた。もう列車の発車まで時間がなかったので、自分で好きなものを買いなさいと言って、3,000円を渡したんです」(臼井敏男『わが娘の「二十歳の原点」』「叛逆の時を生きて」(朝日新聞出版、2010年))。
スティーヴ・マーカス(1939-2005)は、アメリカのジャズ・サキソフォン奏者。
Tomorrow Never Knows(1968年、ボルテックス・レコード)は、スティーヴ・マーカスのアルバム。フリー・ジャズの手法を生かしながらロックの要素を取り入れている。
収録曲は以下の通りである。
1. 霧の8マイル(Eight Miles High)…ロックバンド、バーズ(米)のサイケデリックな曲
2. メロー・イエロー(Mellow Yellow)…シンガー・ソングライター、ドノヴァン(英)の曲
3. リッスン・ピープル(Listen People)…バンド、ハーマンズ・ハーミッツ(英)の曲
4. レイン(Rain)…ビートルズ(英)の曲
5. トゥモロウ・ネヴァー・ノウズ(Tomorow Never Knows)…同じくビートルズの曲
6. ハーフ・ア・ハート(Half A Heart)…オリジナル
「フュージョン前夜の熱気を伝える作品。マーカスの爆発的なブローも魅力だが、ロック出身のコリエルがジャズの常識では考えられないほどの過激なプレイを繰り広げる。彼の存在感に圧倒される熱い1枚」(「「20世紀ジャズ名盤のすべて」SwingJournal2000年5月臨時増刊(スイングジャーナル社、2000年))。
☞1969年6月21日「ステーヴ・マーカスの何とかいうのをリクエストしたのだが」
☞1969年6月21日「マハリァ・ジャクソンのゴスペルソングをきき」
☞1969年6月22日「二時三十分、深夜」
京都:曇・最低17.7℃最高29.9℃。日中は雲が少なかった。