■ 62の都心居住
地下鉄淀屋橋駅に程近く、御堂筋の東側へ150Mの北東角地に建つ都心型賃貸
集合住宅。都心での文化的刺激や利便性を思い切り享受しながら、職、住、遊が
一体となった行動的な暮らしを楽しみたいと願う人々のための62戸。2〜3階、4
8階、9〜10階、11〜15階の各々の階毎に4つのコンセプトに沿ったゾーン分け
を行い、それぞれプラン、広さ、高さ、インテリアテイストの異なる特徴的な居住空
間を提案。62戸中32タイプ(床面積27u〜144u)の住戸バリエーションを用意した。
 
■ ルーバースクリーンとデッキのファサード
北側、及び東側の街路に沿った全周にデッキを回し、先端に、手摺や設備機器の目隠しとなり、又、住戸開口部と外部環境との関係
をコントロールするスチール製のルーバースクリーンを配した。場所に応じて、アルミパンチング入ユニット、線入り透明ガラス入ユニ
ット、オープンなユニットの3種を用意。さらに、タテヨコ、及び白黒のバリエーションを持たせ、低層部ほどルーバー率を多くしてい
る。このルーバースクリーンは、立地環境に相応しいアクティブでリズミカルな表情をファサードに与え、デッキよって強調された水
平線が、シンプルで端正な印象を付加している。夜間は、住戸内部の明かりがルーバーを介して街路に穏やかな光を投げかける。
デッキ奥行は設備機器置場や物干しスペースとして必要最低限の大きさにとどめて、限られたスペースの中で最大限の居住空間を
確保することに努めた。
 

■ つながるパブリックスペース
各階の共用部は、エレベーターにセキュリティー機能が付加されているため、其の階の入居者及び、入居者によって許された訪者
以外は立ち入ることができないセミプライベートな内部空間となっている。この空間を、階毎の4つの住戸ゾーンコンセプトに各々合
せたインテリアとし、入居者がエレベーターを降りた時点で、自ら居住する階の共用部全体が、自分の住空間の一部であるかの様
な一体感を共有することが出来るよう配慮した。御堂筋へとつながる北側街路に面したファサードの一部をくり抜いて、3層吹き抜け
の開放的なエントランスとし、街路と共用部との視覚的な一体化を図り、両者の関係をより密接なものとしている。又、この吹抜に面し
た2〜3階は、SOHO利用者も含め、開放的なライフスタイルを想定した住戸ゾーンとした。

 

 

 

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アーバネックス
淀屋橋

 

所在地  :大阪市中央区
用   途:集合住宅
敷地面積:599.22u
建築面積:408.16u
延床面積:4813.68u
構   造:RC造15F/B1F建
竣   工:2007年11月

その他の写真

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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