坊ちゃん劇場6作目は
『誓いのコイン』
日露戦争時、捕虜になったロシア兵は挙って収容所は松山へと希望した、おもてなしの心はいつしか心を溶かし、あるロシア兵と看護婦の愛に・・。
この作品で再び祖国の土を踏むことのなかったレオーノフ大佐を演じた。

翌年の『幕末ガール』上演の中いったんお休みして、ロシア公演が実現した。

ロシア人に平等な扱いで作品が作られていると高い評価をいただいた。
海の彼方、遠き祖国
眼を閉じれば瞼に浮かぶ白樺並木、石畳の道。

一つの大きな空の下にいるのに、どうしてこれ程遠く感じるのか

一つの青い海で結ばれてるのに、どうして寂しさ募るばかりなのか

ああ、もう一度
踏みしめたい凍てつく大地を
もう一度抱きしめたい愛する家族を

夢に見る、遠き祖国
遥か、遥か、遠く。

城3