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デザイン会議で出会った名言

デザインマネージメントとは豹が小動物の獲物を狙うのと同じだ。そこには5つのステップがある。
  1. Observe:よく観察する。
  2. Check platform:足元の枝がしっかしてるか調べる。
  3. Flex Muscles:筋肉が柔軟に動く状態か確認する。
  4. Plan Ahead:どこに跳びかかりどこを一撃するかを考える。
  5. Jump & Kill:実行する。
このステップのいずれか1つが欠けても獲物はとれない。
質問時間に反論続出。
問:ノキア社はフィンランド唯一の大企業だから豹かも知れないが、小企業やデザイン会社はどうすれば豹に立ち向かえるか。 答:スピードリアクションあるのみ。大企業ほどそれは不得意だ。


Mr. Matti Otala, Director, Nokia Ltd. 1989 Finland




政治にはプラニングが大切と名言を残したのはアイゼンハワーだが企業も同じだ。
その言葉どおり---ingがつくかぎり成長することができる。

Mr. Matti Otala, Director, Nokia Ltd. 1989 Finland




デザインがいかに企業活動に役立つかまだまだ理解されていない。
  • The link to the user:フォード社はユーザー側に立った商品開発を行いトーラスで大成功。
  • Communicates Identity:ジョンディア社は黄と緑のカラー戦略で大成功。
  • Reduce Development Time:ソニー社はマイファーストソニーで12ヵ月以内の商品開発に成功。

デザインが果たす役割、それは Design made the value visible. の一言に尽きる。

Mr. Peter Lawrence, Chairman, Corporate Design Foundation, 1989 USA




テニスプレーヤーと会社のCIは同じだ。しかし違いが一つある。企業は、技術的に何をいかに打つかに必死のあまり、どこに打つかの考えが抜けている。目標の無い企業があふれている。
試しに What is a hospital? と質問すると、たいていの会社人は病気を治すところと答える。しかし、そうではない。病院は医者にとって最高の仕事ができるように作られた環境のことである。この思考がないとデザインマネジメントはできない。

Mr. James Pilditch, Chairman, london Institute, 1989 UK




1950年代に英国オリベッティ社のハウススタイルをデザインした。当時前衛的なこの内容はその後米国に広まり、60年代にデザインコーディネーションと呼ばれるようになり、70年代にコーポレートアイデンティティと呼ばれて定着した。
クライアントは自分に夢中で視野が狭い。それを拡げ全貌を見せるのがデザイナーの役割だ。クライアントの欲しいものはやらないが、マーケットが必要としてるものをデザインすることが重要だ。

Mr. FHK henrion, Designer, Henrion Ludlow & Schmidgt-Consultants in corporate identity,1989 UK




デザインマネジメント'89ヘルシンキ会議。8月15日〜17日の3日間、ヘルシンキ市 University Industrial Arts Helsinki で「デザインマネジメント会議」が開催された。
分科会 発表者の1人として出席し'A Holistic Approach to Design'の発言を行った。参加国11、出席者数250名のデザイン会議は、主要TV6時のトップニュースで会議要旨が報道された。




会議開催中話題を呼び、頻繁に使用された言葉 "Design made the value visible."
Abridged version of my lecture at the Mgmt89 conference.-English-




Think Visually, Act Graphically!