5日目






午前中はル・ピュイの街を散策し、午後からリヨン経由でマルセイユに向かいます。
荷物はホテルにデポジットし、まずは列車のチケットを買いにいきます。



ル・ピュイには2つの奇岩が存在し、ひとつには聖母像、もうひとつには礼拝堂が建っており
ともに頂上まで上れます。坂のある旧市街地に入って散策。9時を過ぎた頃開館した、
まずは聖母像の方に上ります。街並の屋根がレンガ色に統一されていて奇麗。



そのあとでノートルダム・デュ・ピュイ大聖堂に入ります。回廊が有名なようですが
こちらはいまいち。最後に奇岩の上のサン・ミッシェル・デギレ礼拝堂にのぼります。
礼拝堂内にはフレスコ画もあって、小規模ながらきれい。



あとは旧市街で土産物屋などをひやかしながら宿まで戻りました。
と、ここで連れ合いの帽子がないことが発覚。部屋も捜しましたが結局見つからず。

リヨンではまたサンドイッチを食す。paulという店ですがなかなかにおいしい。
マルセイユには5時前に到着。メトロに乗って、さらにバスに乗り換え、この日のホテルである
ル・コルビュジェによるユニテに向かいます。バスはそんなに距離を走らなかったので、
翌朝、駅に戻るときは歩きました。

ユニテの部屋は4階。吹抜けはなくかなり改装されていて往時の雰囲気を感じることは
できません。まずは屋上見学。ここも改修工事中で魅力的な造形の煙突を見ることは
できませんでした。それにしても施工が雑。スロープの手摺など崩れているのではと思うほど。



そのあと外観をぐるりと一周。迫力のあるといわれていたピロティの足は、部分的に金属パネル
が張ってあったりして、興ざめ。アパートの手摺のデザインも気に入らない。
カラーコーディネートはうまいけどそれくらいかな。空間らしき空間もないし。
個人的にはチャンディガールの管理棟の方が好みです。



その後、受付でご主人と話していると、日本人1組がアパートメントの見学に行くが、
一緒にどうかとのこと。これは願ってもない話で便乗させてもらうことに。
初老のご夫婦と共に2階のアパートメントを訪れます。残念ながら吹抜けはつぶされていました。



しかしシャルロットペリアンによる作り付けなど往年のインテリアは現役で、
それもとても奇麗に住まわれていました。幅約4mの住居を縦に裂いた子ども室は究極なスケール。
その他、いろんな工夫が盛りだくさんで、ユニテはユニット単位を見るべきだと思いました。
チップをひとり5ユーロ渡して見学会は終了。

夕食は当初、ブイヤベースを食すつもりでしたが、宿のご主人の「水と魚であれは高すぎる」
とのひとことで方針転換、ホテル併設のレストランでとることにしました。
少量の料理が多数出てくるコースはなかなかのもの。ベランダでとる夕食も気持ちいい。
満足して部屋に戻ったのでした。





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