Soft Therapyの意義

Soft Therapy は心と体を一体のものとして捉えています。心の緊張は体の不調を招き、体の不調は心の緊張を招く、互いに影響し合うという視点からの治療です。

<ストレスは気が付かない>

ストレスは肉体に罹るもの、心に罹る(主に人間関係)ものの二種類があります。日常生活の中で日々罹っているストレスには意識出来るものもあるが、実は気が付かない事の方が多いのです。 気が付かないから徐々に蓄積します。そして、限界が来るとからだ・心に不健康な症状が出る事になります。普通の体力があれば2~3日の体調不良で自然に治ってしまうものから、 病気になってしまうものまであります。よく病気の原因の根源にはストレスが関係していると言われます。最近は腰痛までもがストレスが原因になっていると 言われます。ストレスとの関係で一番述べられているは生活習慣病でしょう。一回のストレスには全く気が付かず、長年に渡り積もり積もって発症するのです。 糖尿病・心筋梗塞・脳梗塞はその代表例です。生活習慣病とは、自分の生活上の悪い習慣を正せば治るという意味合いを含んでいるのです。

<ストレスとの付き合い方>

先ず、ストレスはどんな時に起こっているかを知ることです。自分の体力以上の動き・運動をした時にストレスになってしまうことは 誰でも理解しますが、何もしないで動かないでいる、若しくは動きが少ないことでもストレスが罹っていると考える人は少ないと思います。動かないでいる という事は運動不足になっていると同時に、同じ姿勢を長時間取っているという事でもあります。睡眠中を除き、姿勢を保つために同じ筋肉が持続的に休むことなく 働いている事になります。出している筋力は少ないのですが長時間に亘ると疲労が蓄積される事になります。こうして知らず知らずのうちにストレスになって しまうのです。そして、新陳代謝が低下し、当然循環も低下していくことになります。からだがだるくやる気も起こらなくなり、更に動かなくなるという 悪循環を繰り返す事になります。動かない・動けないはからだに色々な症状が出て来ます。先ず、柔軟性に乏しくなり関節の動きの範囲が狭くなり、しいては からだ全体の動きが鈍く堅くなります。局部が極端に柔軟性低下に陥ると循環不全からその部位に痛みを発生させます。肩こりはその典型です。また、 痛みが持続すると気分が優れず、憂鬱な気持ちになり精神的ストレスは罹った状態が持続することになります。

<ストレスへの対応は>

でも、解決策は単純です。動くことです。現代は万人運動不足なのです。社会が便利になり移動手段に徒歩を使わなくなった事、長時間楽に 座れる椅子の生活になった事が一番の要因と考えられています。ちなみに、移動手段は徒歩だけで椅子の生活がない民族には腰痛がないとの事です。 その人に合った自分だけの適正運動量というものがあります。年齢・性別・その人の生活状況によって運動量は変わります。決して隣の人と同じでは ありません。 規則正しくリズミカルに適正な運動を行っていれば、からだの緊張はほぐれ、同時に精神的にもリラックスして来ます。自分の日常生活を見直す意識を持って 変えて下さい。自力で充分やれる事です。そのきっかけとなる導入部分をSoft Therapyがお手伝いします。「自分で治すんだ!」という気概を持って取り組んで 頂きたいと思います。

<治療の方針>

極当たり前と思っている普通の動きは、失った時または再獲得した時にその大切さを実感します。Soft Therapyではその普通を獲得する ために、先ずからだの緊張をほごすことに主眼を置いています。人の動きの基本要素である関節の微妙な動きを最優先に正常な状態にします。そのために、 その人の日常生活上の動きの量と動いていない事から来る問題点を見つけ、それを参考に治療し適正な運動の種類と運動量を指導します。治療中は受けている 感じを伝えて下さい。その場で最善の方法に変えます。特に痛みは我慢しないで伝えていただきたいです。徐々に正常な動きをき出して痛みのない普通の動き・生活を獲得する事を目標とします。 どこの病院・治療院へ行っても良くならない人に喜んで頂いています。