『生誕の日・散花編』


(※この先は完全に「男性視点」のR18指定でかなりエグイ表現があります。
苦手な方と18歳未満の方はご遠慮ください。
小狼が鬼畜でもOK!という方だけどうぞ。
ちなみに『純情編』の続きなのでオチはいつもどおりのアレな話です)

















「ひぁ・・・あひぃ・・・」

さくらの口から擦れた喘ぎ声が漏れる。
いや、それはもう喘ぎ声というよりは呻き声に近い。
悲鳴を上げようにも声にならず、押し潰された肺からあふれた空気が口を通過する時に音をたてているだけ、そんな感じだ。
無理もない。
華奢な身体を二人の男に挟まれ、前後の秘穴を肉の凶器で刺し貫かれているのだから。
それにしても不気味なのは、さくらを責める男達が全く同じ顔をしていることだった。
一卵性双生児だとしても似すぎている。
顔も背の高さも身につけているものも、何から何まで同じだ。
よく観察すると、髪のはね方や衣服のかすかなほつれ等の細かいところまで完全に一致していることがわかる。
まるで、鏡に写った像のようだ。
男達が腰を振る度に力を失った白い脚がぶらぶらと揺れる。
さくらよりも頭一つ背の高い男達に貫かれているため、足が床についていないのだ。
そのため、全体重が貫かれた秘所にかかる。
己の体重で熱い肉の塊を胎内の奥深くまで捩じ込まれていく激痛。
愛の行為などではない、男の獣慾を満たすためだけの陵辱。
だが、それを拒む自由はさくらにはない。

「お前の体、なかなかいい感じだな。気に入ったぞ」
「はいぃぃ・・・小狼様に気に入っていただけて光栄です・・・」

いやらしい言葉にも絶対服従の言葉を返すしかない・・・

―――――――――――――――――――――――――――――――――

「小狼様。お誕生日おめでとうございます。わたしからのささやかなプレゼントです。どうぞ、この卑しいさくらの肉を存分にお楽しみください・・・」

この告白の時には、さくらの中にはまだ小狼への甘えがあった。
冷酷に見える小狼の仮面の奥には実は人間らしい優しさが隠されているのではないか。
そんな期待があった。
それが誤りであることはすぐにわかった。

「さくら」
「はい」
「お前はいつからそんな高級なベッドが使える身分になったんだ?」
「え? あ・・・きゃぁぁっ!」

まるで見えない何かに持ち上げられたかのようにさくらの体が宙に浮き上がる。
その何かはさくらの身体を風船のように軽々と振り回すと、床へと放り投げた。

「痛っっ!」

何が起きたのか理解できず、痛む身体を起こしたさくらの目に入ったのはゾッとするような冷たい笑みを浮かべた小狼だった。
いつもの無表情とも、さくらの望んだ暖かい笑顔とも違う、邪悪としか表現しようのない笑みだ。
値踏みをするかのような視線で身体を舐られる。
その目は自分のことを使い捨ての玩具としか見ていない。
やはり、さくらの考えは甘すぎたのだ。
小狼の心の奥に優しさなど潜んでいない。
李小狼という男の本質は生まれついての冷酷な支配者、それだけだったのだ。

甘い期待を打ち砕かれて愕然となるさくらを更なる驚異が襲う。
見えない何かが再びさくらの身体を吊り上げたのだ。
今度は床へ投げ出さずそのまま宙吊りにされる。
身を捩って抵抗しようとしたら、頭と両足首と掴まれてピンと伸ばされてしまった。
足は床に届いておらず、両手は先ほど芙蝶達に縛られた時のままなので胸や秘所を隠すこともできない。
まるで肉屋の倉庫に吊るされた生肉のように不様な姿だ。

「お前みたいに下賤な女はそうやってるのがお似合いなんだよ。だが・・・」

吊るされたさくらの身体に小狼の無遠慮な視線が突き刺さる。
小振りだが形の良い胸も、朱鷺色の乳首も、滑らかな下腹も、淡い蔭りに覆われた秘所も・・・全てが小狼の目に晒されている。
そんな小狼の視線に耐え切れないかのようにさくらは目を伏せた。
裸なら先ほども芙蝶たちに散々見られた。
しかし、同性の視線と獣欲に満ちた男のそれはまったくの別物だ。
芙蝶たちの視線には、まだ同性への労わりのようなものが感じられた。
それに対して小狼の視線には、まるでざらつく舌で肌を擦りあげられているような猛々しさを感じる。
怖い。
それなのに。

(小狼様がわたしの体を見ている・・・小狼様が・・・わたしの体を・・・わたしの恥ずかしいところを・・・)

身体が熱い。
身が凍るほどの恐怖を感じているのに、見られた箇所が熱くなる。
これからどんな酷いことをされるかわからないのに、ひょっとしたら殺されてしまうかもしれないのに・・・心の奥でそれを望んでいる自分がいる。
痛みを怖れる理性と、愛する者からの陵辱を望む肉の疼き。
相反する二つの感情がさくらを狂わせていく。そして、それは

「思ったよりもいい体をしてるな。どれ」
「んんっ・・・!」

小狼の指がさくらの肌に触れた瞬間、過剰な反応となってさくらの身体を刺激した。
肌を軽く擦られただけだというのに、胸の突起が痛いほどに充血し尖っていく。

(やだ、どうしちゃったの。わたし・・・こんな・・・)

自分の体の反応に戸惑い、さくらは困惑する。
そんなさくらの敏感な反応は、小狼の気に入るものだったようだ。
初めはゆっくりと擦るだけだった指に徐々に力がこもり、ついにはさくらの胸を押し潰さんばかりに揉みしだく。
さくらの白い胸が小狼の指の中で搗きたての餅のように形を変える。
先端の可愛い突起も小狼の凌辱を免れることはできない。
指で摘まれ、歯でしごかれ、舌で滑らされていく。
その度にさくらは哀れな泣き声を漏らしながらビクンビクンと身体を震わせるのだった。

「はぁっ、はぁっ」

ようやく胸を解放された時には、さくらは息も絶え絶えの状態だった。

(これで終わり・・・なの・・・)

無論、そんなわけはない。
股間に伸びてきた小狼の指に、今の自分の立場を嫌でも思い知らされる。

「ひぃっ!」

さすがにそこを触られることには抵抗があった。
本能的な恐怖に駆られて両足を閉じ、小狼の指から逃れようとする。
しかし、それは無駄な努力にすぎなかった。

「いやぁぁぁっ!」

足首を掴んでいた力が動き出し、今度は左右へと開いていくのだ。それに従ってさくらの足も左右に開かれていく。
必死になって足を閉じようとするが、見えない力はさくらの力を遥かに上回っていた。
ゆっくりと、まるでさくらの抵抗を楽しむかのように足を割り開いていく。
そして、ついには両足を限界まで開かれた屈辱的なポーズで固定されてしまった。

「いやぁ・・・こんなのいやぁぁ・・・見ないでください・・・お願いだから見ないでくださいぃぃ・・・」

さくらは幼子のように泣きじゃくりながら哀願を繰り返す。
だが、それは小狼のようなサディストにとっては耳に心地よいBGMのようなものだ。
存分にさくらの泣き声を楽しんでから、二本の指でさくらの媚肉を広げる。
鮮やかなサーモンピンクに光るそこは、すでに充分な滴りを見せていた。

「さて、こちらの具合はどうかな」
「あぁ・・・もう許してください、小狼様・・・」
「何を馬鹿なことを言ってるんだ。ここからが本番だろう」
「そんな・・・ひぅぅっ!」

押し広げられた花弁の奥に、反対側の指を衝き入れられてさくらは悶絶した。
自分でもほとんど触れたことの無い箇所に他人の、しかも異性の指がズブズブともぐりこんで来る。
そのおぞましさにさくらはガクガクと身体を震わせる。
そんなさくらにおかまいなしに小狼は指を進める。
少しずつ、本当に少しずつ指がさくらの中へと沈み込んでいく。
けっしてさくらを思いやってのことではない。
獲物が怯える様子を少しでも長く楽しむためだ。

が、小狼の指は第二関節の半ばあたりまで埋没したところで侵入を止めた。
指先に何かが当たりそれ以上の侵入を防いだのだ。
指の侵入を防いだもの、それはさくらがまだ乙女であるという証だ。
その存在に気づいた時、小狼の狂気は極限にまで高まった。

「さくら。お前、初めてか?」
「はじめ・・・て・・・?」
「男にこういうことをされるのは初めてかって聞いてるんだ」
「あ・・・はい。初めてです・・・。小狼様が・・・わたしの初めての方です!」

この期に及んで、さくらの中には小狼への甘えが残っていた。
初めてと申告すれば少しは優しく扱ってもらえるのでは・・・? そんな期待があった。
それがとんでもない間違いなのは言うまでも無い。
小狼のような男にとって、初めてを蹂躙することこそが最高の悦楽だ。
さくらの答えを聞いた小狼は案の定、満面に至福の笑みが浮べた。
これから訪れる至高の瞬間・・・さくらにとっては地獄の瞬間を予感しての笑みだ。

「そうか、初めてか。だったら一生、忘れられないようにしてやらないとなぁ。フフフ・・・」

笑いながら懐から一枚のカードを取り出す。
その表面には『THE TWIN』の文字と双子を象ったらしい絵柄が見えた。
小狼が2、3度指を振ると不思議な輝きと共にカードは消えた。
同時にさくらの背後に人の気配が現れる。
部屋には他に誰もいなかったはずなのに? といぶかしみながら振り返ったさくらの目が驚愕に見開かれた。
そこにいたのは小狼だった。
あわてて目を正面に向け直すとそこにも小狼がいる。
見間違いなどではない。小狼が二人いる。
顔も体格も着ているものまで全く同じ小狼が二人いる。
一瞬、幻かという考えが頭に浮かんだが、それは背後から伸びてきた指の感触に否定された。
この指の感触は幻などではない。背後の小狼も実体を備えた本物だ。しかも、その指が弄っている場所は・・・

「いやぁぁぁっ! そんなところ触らないでください!」

指が弄りだしたのは女の子にとって、いや、人としてもっとも恥ずかしい部位だったのだ。
白い双臀を割り開き、その奥に隠された蕾を曝け出す。
これまで一度も人目に晒されたことのない可憐な蕾。
そこを2本の指が丹念に揉みほぐしていく。

「やぁ・・・いやぁぁぁ・・・」

排泄器官を玩ばれるおぞましさに耐えきれず、さくらの口から喘ぎ声が漏れた。
その間も小狼の指は動きを止めない。
さらに、正面の小狼が再び秘裂を弄りだす。
未だ純潔を保つ少女の前後の秘所を何本もの指が同時に責め立てる。まさに鬼畜の所業だ。
自分で慰めることすら稀なさくらがこの責めに耐えられるわけがない。
小狼の指が蠢く度に秘裂はだらしなく涎を垂れ流し、蕾はぬめりを増して行く。
やがて、蕾は充分にほぐれたと見たのか、背後の小狼は人差し指を根元まで一気に蕾の奥へと捻じ込んだ。

ぬるぅっ

突き入れた瞬間、さくらの全身に痙攣が走る。
数瞬、ブルブルと身体を振るわせた後にガックリと力が抜けた。
どうやら、軽い絶頂を迎えてしまったようだ。
ハァハァと荒い息をついているが、その息遣いに艶っぽいものが含まれている。
だが、このさくらの反応は小狼にとって少し予想外のものだった。
いくらなんでも反応がよすぎる。
それに指を飲み込んだ蕾の抵抗も緩い。あまりにも滑らかすぎる。
何かクリームのようなものが塗られているような感触があった。
まるで、小狼を受け入れるためにあらかじめ準備がされていたかのようだ。
これはおそらく、芙蝶たちの仕業だろう。
やれやれだぜ・・・といった感じの苦笑が小狼の頬に浮ぶ。

「姉上達もご苦労なことだな」
「お姉様達が・・・?」
「さくら。正直に答えろ。姉上達、お前のここに何かしていったな?」
「はい・・・」
「何をされた?」
「・・・芙蝶様に揉まれて・・・それから指を挿れられました」
「それだけか?」
「いえ・・・その後で、何かヌルヌルするものを塗られました。その・・・お尻の穴の中にも・・・」
「まったく、困った姉上達だ。オレの趣味をよく心得ていらっしゃる!」
「小狼様の・・・趣味?」

さくらには小狼の言っていることの意味がわからない。
が、すぐに理解できた。身を凍らせる恐怖と共に。
背後の小狼がズボンのファスナーを下ろし、曝け出した逸物をさくらの秘所にあてがったのだ。
それが本来収まるべき箇所ではなく、後ろの蕾へと。

「ひ、ひぃぃぃっっ!!」

さくらの口から真性の恐怖に満ちた絶叫が上がる。
排泄器官を犯される。
性の知識に乏しいさくらにはその発想はなかった。
芙蝶や小狼の指戯はほんのイタズラ程度のことで、まさかそこを性の対象にされることなど思いもよらなかった。
そんなおぞましい行為があるなど想像したこともなかった。

「さくら・・・力を抜け」
「ひぃぃっ! 小狼様ぁぁっ! それは、それだけはお許しくださいぃっ!」
「なんでだよ。お前、さっき言ったよな。さくらの身体をお楽しみください、って。今さらそれはないだろ」
「わたし、初めてなんです! お願いです、小狼様! せめて初めてだけでも普通にしてください!」
「初めて? あぁ、ゴメンゴメン。忘れてたよ。こっちもまだだったんだよなぁ。心配するな。こっちもちゃんと面倒を見てやるさ。くくっ・・・」
「? ・・・!! ひぃぃっ!」

さくらの口から二度目の絶叫が迸る。
正面の小狼の逸物がさくらの秘裂に突きつけられたのだ。
すでに欲望の雫を滴らせ始めているそれが、さくらの秘裂の入り口を擦り、ぬちゃぬちゃと卑猥な音をたてる。
無論、背後のそれはさくらの蕾に押し付けられたままだ。
この体勢の意味するものは一つしかない。
排泄器官を嬲られながら純潔を奪われる。
それが小狼の最初からの目的だったと気づいて、さくらは総毛だった。

「ひ・・・ひぃぃ・・・」

あまりの恐怖にもはや悲鳴をあげることさえできない。
今度こそさくらは悟った。自分の考えはまだ甘かった。
この男は人ではない。正真正銘の悪魔だ。
女性を愛するなどという考えはこの男の頭の中には存在しない。
ひょっとするとセックスという概念もないのかもしれない。
この男にとって女性は陵辱と蹂躙の対象でしかないのだ。
女性の肉体と精神を踏みにじり、蹂躙しつくすことに悦び感じる悪鬼。
それが李小狼という男の正体だったのだ。
そして自分はその悪鬼に喰わせるために飼われていた生餌にすぎなかったのだ・・・

「可哀相になぁ、さくら。恨むんならオレじゃなくて、お前を見つけてきた偉を恨むんだな」
「いや・・・い・・・・・・!!」

身体を切り裂かれるような激痛。
胎内に灼熱の塊が押し入ってくる強烈な圧迫感。
身体のどこかでブツンとなにかが――とても大切な何かが引き千切られる感触。

女の子にとって最も大切で最も神聖な『初めて』の瞬間。
さくらはその瞬間を圧倒的な絶望の中、断末魔の如き絶叫を上げながら迎えた・・・

NEXT・・・


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