2018年5月27日(日)
 
★地域振興コンサート★

  

出演 早川   純 バンドネオン
 久保田美希 ピアノ

 開場:13:00 開演13:30
会場:柳橋会館

5月にしては少し暑い休日、早朝からピアノ搬入や会場設営で汗ダクダクのスタッフ達でしたが、コンサートを楽しみに早くから開場をお待ちのお客様の姿を見て気分一新、力仕事も頑張れました。
早川氏いわく、木枠の梁がむき出した吹き抜けの天井がフランスの田舎家に似ているという会場に、バンドネオンの音が響くと、真剣に聴き入る122名のお客様たち。
アットホームな雰囲気の中で、MCもかなり盛り上がりを見せました。演奏に魅せられ、MCを堪能したお客様は、皆さん満足げなお顔で帰宅の途につきました。早川純・久保田美希デュオに乾杯!!

 タンゴの名曲に加え、映画音楽やボサノバ等を織り交ぜて息の合った演奏を披露
   
フワ〜とした雰囲気の久保田未希、ピアノ演奏はビシッ! MCで会場を笑わせる早川純(バンドネオン)
締めの曲は人気の高いピアソラの曲を2曲続けて演奏
アーティスト紹介を兼ねたトークショウ。フランスで培われたエスプリを効かせた会話に「また来て!」と会場から声がかかる
   
 演奏曲目
第一部
1.エイジ・オブ・イノセンス 
2.淡き光に
3.ダンサリン
4.おもいでの夏
5.エル・チョクロ 
6.ソー・ナイス  
7.ディビーナ 
第二部
1.失われし時のワルツ

2.美女と野獣
3.エル・アンダリエゴ
4.ミ・ノーチェ・トリステ
5.ノスタルヒコ
6.オブリビオン
7.リベルタンゴ
アンコール アケージョス・オホス

出演者プロフィール

早川純  バンドネオン
東京芸術大学音楽学部楽理科卒業。ジェヌビリエ音楽院ジャズDEMを満場一致の一位で取得。自身が主宰するNeo Tango ユニット “Tango-jack”と、国境を越えたプロジェクト “HAYAKAWA TERUGGI TRIO”は、国内外のミュージシャンから高い評価を得ている。
2012年、13年とクリンゲンタールで行われた国際バンドネオン・コンクールでの入賞を機に渡仏。モサリーニにバンドネオンを師事した。同時にヨーロッパを中心に演奏活動を展開。モサリーニの信頼も厚く、代役としてオルケスタの指導にあたった。
現在は日本を拠点として、演奏家・作曲家としてバンドネオン、そしてタンゴの可能性を独自のスタイルで追求している。

久保田美希 ピアノ
奨学金を得て、ロンドン王立音楽院に入学しピアノを学ぶ。その後、パリ・エコールノルマル音楽院で更なる研鑽を積む。
2012年ブレスト国際ピアノコンクールにて一位メダルを獲得。翌2013年にはマイエンヌ国際ピアノコンクールに出場し、聴衆の支持を受けて入賞を果たした。
長い間クラシック・ピアニストとしてキャリアを積んできたが、2013年にモサリーニの演奏に出会ったことでタンゴに目覚める。
その才能を認められ、2014年にモサリーニの10年ぶりとなる日本ツアーでピアニストに抜擢され、日本での凱旋帰国デビューを果たした。
音に対する独自の美意識と繊細な表現力で、タンゴピアノの芸術的可能性を模索する稀有なピアニストである。