2017年8月27日(日)
 
★地域振興コンサート★

  

 出演 佐藤通芳 津軽三味線  吉見征樹 タブラ(パーカッション)

 開場:15:30 開演16:00
会場:柳橋会館


 1時間以上も前から列を成して開場を待っていたお客様。寒いほどに冷房を効かせておいた会場でしたが、お客様の入場と同時に一気に気温が上昇。扇風機2台で空気を攪拌して場内温度を下げながら、熱い演奏を楽しんでいただきました。
勇壮な津軽三味線にソフトな味を加えるタブラ。日本とインドが融合した素晴らしい音を聴かせてくれました。

 オープニングは津軽三味線ソロで
 2人揃ってデュオで息の合った演奏を披露・
MCで会場を沸かせる吉見征樹氏  犬皮で作る津軽三味線の話で会場を驚かす
2部の始まりはタブラのソロで
 次第に気持ちも入って力強い演奏を見せる2人にお客様も引き込まれていく…
 お客様参加型の演奏で会場を盛り上げる
参加者全員がコブシを挙げて演奏者と一体化する会場
 
 アンコールの拍手に応えて「では最初からまたやらせてもらいます」と冗談で返す
 毎回好評のアーティスト紹介インタビューはとてもアットホームとの評判

 
 演奏曲目
第一部
1.津軽じょんから節 
2.りんご節〜津軽甚句 
3.LINE 
4.むかしむかし 
5.泥花Part2  
第二部
1.タブラソロ
2.弘前城桜吹雪
3.アパラチアン三味線
4.ごもじもじ
5.夏宵まつり
 アンコール 荷方節

出演者プロフィール
佐藤通芳(津軽三味線)
津軽三味線奏者・佐藤通弘を父、箏奏者 海寶幸子を母として、1986年千葉県酒々井町に生まれる。父親の三味線への熱意に感動し、この世界で生きようと決意。和楽器の音色を聞きながら育つという恵まれた環境の中、11歳から本格的に津軽三味線を習い始める。
2003年3月外務省国際交流基金の派遣により井上英樹(和太鼓)と共にロシアのイルクーツク、ウランウデにて公演。9月外務省国際交流基金事業「佐藤通弘東欧ツアー」のメンバーとしてクロアチア、チェコ、スロヴァキア、ハンガリー、マケドニアの5ヶ国6公演に参加。2004年6月 佐藤通弘と共にJAZZ IN JAPAN 5に参加。フランスのパリ、ドイツのデュッセルドルフにて公演。8月 初のソロライブを開催。10月 トヨタ自動車主催、クロアチア日本大使館後援による佐藤通弘津軽三味線楽団ゴンサートに楽団員として参加、クロアチア、スロヴェニアにて公演。
2005年4月から青森県弘前市に移り住み、津軽三味線ライブハウス『山唄』で4年間の修行を積むと同時に『寿バンド』(津軽三味線・和太鼓・キーボード・ベース・ギター・ドラムス)を結成、2009年から東京を拠点に活動する。
2006年、外務省国際交流基金主催事業としてオーストラリア各都市にて演奏。2009年津軽三味線全国大会in KOBEで1位優勝。文部科学大臣賞受賞。
2014年 新炭酸飲料『MIN-MIN Sparkling(ミンミンスパークリング)』CM出演
現在、NHK Eテレ「日本語であそぼ」の準レギュラー。
指導者と同じ弾き方、同じ音色でなければならないと言われる伝統音楽の中で、洋楽器が混在したバンドを率いて、従来の津軽三味線の伝統にとらわれない可能性を模索し続けている。

吉見征樹 (タブラ)

大阪生まれ。1984年からタブラを始める。85年より幅広い音楽を追求すべくニューヨークへ。
87年からは、インドのボンベイにてタブラの大御所ウスタッド・アララカ・カーン師とその息子ザキール・フセイン師に師事する。
タブラの可能性を追求するため、インド古典音楽はもとよりあらゆるジャンルの音楽家、ダンサー、アーティストなどとの共演、ミュージカル、ファッションショー、演劇などの音楽を手掛ける。 また、TV、ラジオのCM、テーマ曲、映画、CD等のスタジオ録音など数多く携わっており、国内外を問わず精力的にセッションを続けている。
インプロヴィゼイションを得意とし、どのようなセッションにおいても自在に絡みつく、その演奏は太鼓でありながらもメロディアスであり、タブラであらゆるジャンルとの共演をこなす貴重な存在である。
参加プロジェクトは「宇崎竜童」全国各地公演・TV他、「友部正人」全国ツァー、国立劇場の「長嶺ヤス子 三国妖狐伝」、加藤直演出「真夏の夜の夢」シアター・コクーン公演、他多数。
主な参加グループには「ARABINDIA」「STOY」「Spanish Connection」「MASARA」「彼岸の此岸」「しらせ」「一噌幸弘トリオ」「DRACO」などがある。