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Sect.1 目覚めの日
記念すべき第一話!
TVの前に正座してみました!・・・といいたいところだが、
何を勘違いしたか、6:30pmからだと思い込み、TVつけたらもう終わっていた・・・orz
もうしょっぱなから自分とTVテラとの出会いはこんなんで、きちんと見たのはネット配信の翌週月曜からだった。(実は先に2話をみています)

いや、でもしかし、しょっぱなのナレーションはフィシス、ですね。
なんかすごーく画面が近未来の暗さ〜、環境汚染〜、というイメージでなんか危機感がありました。

オープニングに萌えました。
ブルーとジョミーがくっつきすぎーーーー。と思いつつ、キースと闘うジョミーがかっこよくて萌え〜
なんか期待したことは確かです。
でもこの時点でこんなにはまるとは思っていなかった。いや、まじ、ほんと。
「地球へ」始まりましたね。映画よりは自分好みですね。ソルジャーブルーかっこいいですね〜、
ぐらいのコメント自分サイトに書いて終わり、のハズ・・・でした・・・・・。

豪華なカーテンの奥に大きな天体望遠鏡。
そこにいる金髪の美女。・・・・フィシスですね。
そこに、「また、占いかい?」と歩んでくるソルジャー・ブルー。
白い髪に赤い目。長いマント。ずいぶん青年ぽいな。
映画ほどでないけれど、やっぱり自分の理想でないという印象。
原作既読組の自分には、人物の配置とか全体がわかるので、新鮮さがないといえばないが、
キャラデザインがずいぶんちがうのではじめは戸惑いました。
特にブルーですが、今はぞっこんですが、この1話の登場シーンではやたら目が大きくて
髪が非現実的でふりむく画像がぎこちなくて、あれえ、というイメージ。
実は予告映像も余り見ていなくて知識はサイトのものばかりで正直期待はずれでした。

フィシスが告げる。
「何か大いなる力がおとずれます」
「もういい」
「力とは何か」
「人材か?船か?それを得られれば我らは宇宙(そら)に飛びたてるのか」
なんかとってもイライラした感じで、この時点ではブルーに感情移入できなかったです。

「君のテラ(地球)をまた見せてくれないか・・・」と頼むブルー。

原作では涙を流し、もう地球にいけないかもしれない・・・・・という悲壮な感じがあったが、
ここではそれが薄れている。と、思いました。
それにフィシスが、自分からブルーの手を取りにいって
「私に心をゆだねて。波長をあわせてください」というのにちょっとおどろき・・・・。
ブルーの方から手をとってほしかったわ・・・・・と思いました。
そういう細かい演出の違和感がとても不満でした。

「僕の命はもう短い」
「誰かにゆだねなければ、この思いを・・・・」
せっかくのセリフがなんかすっと入ってこなくて困りました。

その二人の場面にパジャマ姿のジョミーがふわふわしてて、なんかとっても違和感なのでした。
銀河系からのイメージにジョミーのイメージが重なり、地球が見えてきた時点で
ブルーが苦しみだし、意識をなくす・・・
「誰か、だれか・・・・!」
苦しそう、だけど、あんまり色気がない。ごめん、ブルー、というかんじ。
同時にジョミーが覚醒する・・・
ここでジョミーは「うわー」とか「はっ」とかセリフらしいセリフがなくて、とってももどかしかった。

目覚ましの音に現実感が重なり、いつもの起床とわかるのだが、
どうやら今のブルーとフィシスの登場はジョミーの夢の中だったという夢オチ話になりそうな気配。

今思えばジョミーはブルーの意識とシンクロしてたのですね。
ブルーがジョミーに意識して見せていた夢かもしれませんね。

そのままジョミーの日常がはじまり、登校しなくては、という雰囲気。
すっごく若いママさんにやたら風格のあるパパさんで超ビックリ。
原作より数倍美人で数倍ハンサムなご両親にとにかくびっくり。
20代にしか見えないよ・・・ママ・・。お姉さんジャン、これじゃ・・・。
実際に子ども産んでいないわけだからそう老けないのかな・・・。
しかもママさん、ジョミーにとっても甘々だし、やさしいんだけど、とっても違和感でした。
なんか、ちがう、ちがうよ〜と頭の中でシグナルが鳴ってしまってあまり感情移入できませんでした。
現代の地球かなというイメージの日常で「明日は目覚めの日の誕生日」といフレーズが耳に残りました。

でも登校風景がよかったな。
ローラーブレイドで颯爽とサムを追い越すジョミー。
はつらつとした感じでやんちゃな男の子って感じで好感度アップ。
ここのジョミーはめっちゃ好きです。制服も今風だし。ホントに現代のどっかの私立校って感じ。

でも学校の玄関先で先生にとっつかまり「あとでカウンセリングルームにきなさい」といわれる。
この先生めっちゃぶくぶくでなんかすごい違和感あるんですが。
でも滑稽さがめだっちゃって、恐怖感がなかったな。

学校でみんなに夢の話をするジョミー。
「相手役なんか登場させるなよ」と笑うサム。
「夢なんだから」と口をとがらすジョミー。思い通りにならないよ、と怒ってるかんじ。
どうやらジョミーは夢の中の美女、フィシスが気になる様子です。
こんなことをぺらぺらとクラスの仲間に言っていいのかな、なんて思いました。
ちょっと心配。
サッカーの試合(多分授業だな)で文句をつけてるジョミーがかわいい。
審判ロボットをぶっこわすエネルギー有り余ってる印象。
でも短い。短いよーーー。悲しいよ。もっと元気はつらつとしたジョミーが見たかったよ。

明日は成人検査というので、みんなに挨拶を、と促されるジョミー。
ここでもジョミーはへそ曲がりな印象で最後まで試合の結果にこだわりオフサイドについて文句をいう。
そんなジョミーをみんな笑うけど「反抗的」という印象がこのあたりじゃ、ちょっと演出不足と思いました。

ここでオバサンのグチ。
自分は「教室」のデザインが気に入らない。
これではどこにでもある「日本」の学校の印象。
ジョミーたちは金髪で風貌も西洋っぽいのに、教室は古い日本のイメージ。
きっちり机がならんで教師が教壇にたって講義をする日本形式。
もっとアメリカの高校みたいなリベラルな感じでもよかったんじゃないかな。
今から遥か未来の学校風景なのにあまりに今と、しかも日本と変わらないんじゃなんか
「想像力貧困」とか思ってしまう。
それともそんなアメリカみたいなリベラルな雰囲気じゃSD体制ぽくないから
古式風然とした日本の学校形式にしたのか。
そんな「深謀遠慮」がはいっていたのか。
どうでもいいんだな、そんなこと。ふん。余計な事考えないでジョミーだけおっかけてなさい。
これだから「年寄り」は困るんだから。どっちでもいいでしょ、そんなこと。
はいはい。

帰り道にジョミー、サム、スウェナが並んで下校。
この3人が仲良しなのは今だけ、。今が一番幸せの時間。
それが最終話までみた自分には切なく感じるが、今時点ではちょっと違和感。

というか、スウェナっていなかったな。原作では。サムだけだな。
というより、下校風景そのものがなかったような・・・・。
でもサムがドリームワールドのパスをくれる。これもTV独特の演出だと思う。
目覚めの日に遊んで来いよ。
「おれたちずっと友達だもんな」 このセリフとってもイミシン。
いいやつだなあ、サムって。
このパスをジョミーはずっと大事に持つことになる。
なんかこの二人がとっても仲良しというのを強調している。
それだけに後の展開がつらいです。

自宅ではジョミーママがジョミーとともに思い出のアルバムをめくっている。
どのジョミーもかーいー。すてきー、きゃー、みんなほしー(^^)
そう思うくらい母性本能ノックアウトのジョミー。
そうだね、ジョミーってとってもかわいい、いい子なんだね。
そういうジョミーだからママも別れがつらい。
思わず抱きついてしまう。
でも・・・いいんですか、そんなに入れ込んで。後の別れがつらいですよ。
ここでも原作既読組のいけないところで、そんなシーンなかったよね、なんて思ってしまって、
なんかべたべたと描きすぎで子離れしないジョミーママを変に心配してしまうのでした。

さて、おたのしみのシャワー・シーン♪
これ入れてくれてよかったよ、楽しみ減るじゃん!←腐女子!
まったくの無防備なジョミーにふりかかる災難!
オレンジスカッシュのボタンをおしたらジュースでなくてガスがでてきて、ジョミーは倒れてしまう。

この辺原作でもそうなんだけど、違うのはママの反応。
だって「タクの息子が変なんです」と通報したのは当のジョミーママ。
TVでは昼間の様子を変に思った教師が報告したということだった。
(やるなら学校でやれ!バーロー!!一家団欒邪魔すんじゃないよーー)
原作では心配しながらも冷淡な感じでそうひどく取り乱さない。
でもこのTVママはものすごく心理検査をする人たちに怒っていて「せめて服をきせて」と追いすがる。

も、もしかして、そのままだとは、裸であーんなことや、こーんなことをされちゃうのですか!!!
深層心理チェックという名を借りた実は少年いじめ・・・・
↑オイ!腐った想像し過ぎ、オ・バ・サ・ン!!!!!

なんてことはなくて過酷な精神攻撃みたいなおそろしい機械にかけられ、苦しむジョミーの姿が;;;
い、痛々しいよ、こわいよ、キモイよ、かわいそうと言うよりえぐいよ。
この顔、老けてていやなんですよーーー。
なんか、もっと「色っぽく」描いてくれないかなあ、とか思っちゃった。

結局何も「検出」されず、局員は帰ってしまう。
成人検査前のお祝いをしようと思っていたのに、できなかった。
非情な検査。せっかくのごちそうが無駄になってしまった。
なんかとっても物悲しいかんじがする。
こんな家族団らんにわりこんでくるなんて、ひどいね、SD体制。
と、思わせるのがミソかな。

意識なくしてるジョミーがかわいい。
けっこう「腐」要素ありだなー、と思いました。
この時点ではブルーよりもジョミーの方が自分はお気に入り。
斎賀さんの声もあまり違和感がなかったです。
自分は女性が青年の声をあてるのがとても違和感で、ジョミーもこの時点の14歳なら許せるけど
後に成長していったらどうすんだろう、と心配でしたが、斎賀ジョミーは自然に「ジョミー」でした。

このTVママの描き方が後にキーポイントになってくる。
ジョミーが愛情豊かに育てられたからこその後の展開、ということで、とても優しく描いている。
ジョミーに対して熱くなりすぎ、とか言われていたね。

子育てに夢中になって子どもを溺愛するほど執着しちゃいかんということなんか。
極当たり前の家族としての愛情をさえぎられた、という印象があります。
対してお父さんの方が冷静で、心配しつつも「見守る」という印象があります。
これは「役割」としての子育て。私たちはこの子を育てるのが「仕事」。
親としての責務は果たしてもあまり感情的にならないようにしなければ。
そんな印象を受けました。

深層心理チェックをうけたジョミーの枕元に立つソルジャー・ブルー。
ぼんやりと透けているからコレは「思念体」というやつだな。
ブルー、ストーカーだね。
意識のないジョミーのところをこうやってたびたび訪れてちょくちょくいじくっていたんだろう!!!

なんて想像が働くぐらいにブルーがジョミーをさりげなく見ているという印象は伝わった。
でも自分は原作のジョミーが夢の中で「君はだれ・・・」とブルーの後姿を追うシーンが好きだったのでそのシーンをぜひ入れて欲しかったとちょっと不満でした。
セリフも「ジョミー・マーキス・シン・・・」とジョミーをいとおしそうに呼ぶだけで・・・
もっと「君は強い」とか「心理テストにもひっかからなかった」とか「君はソルジャーだ」とか
言って欲しかったなあ。
でもこの横顔も自分の「タイプ」じゃなくて、どうしてもああ、素敵ソルジャー・ブルー様、になりませんでした。

さて一夜明けて、14歳の誕生日。目覚めの日。
今日一日は好きなところに行ってよい。
行ってきます、と新調の服を着て出かけるジョミーを追おうとするジョミーママを止めるパパ。
なんか切ないなあ。
とにかくこのTV版ではジョミーはめっちゃ愛されていたんだ。
そう感じさせるシーンだった。

ドリームワールドに向かうジョミー。
今でいえばディズニーランドみたいなもんか。
こういうところに行きたいというのがまだジョミーが「子ども」だってことだよね。
14歳じゃ当然だよね。

そのジョミーを遠くから監視カメラで見張っている映像。
成人検査の日はみんな監視されているのだ。
あらかじめドリームワールド行きも仕組まれていたのか??
なんかすごく嫌な雰囲気。遊びに行くのすら覗かれている管理社会。

そしてナキネズミの檻の前に来るジョミー。
めっちゃこのナキネズミかわいいんですが!!!
ネズミというよりリスみたいなネコみたいな、ナウシカのテトみたいなんですが!!!
映画版のデザインが好きでなかったのでとても気に入っちゃったんですが!!!一匹ほしい!

そしたら声が・・・
「ココヲデタイ・・・」
しゃ、しゃべるのね・・・ますます欲しいよ・・・。
思わず、檻に触れてしまうジョミー。
バチっと衝撃がはしり、係員に制止されてしまう。
どうやらナキネズミの「声」が聞こえるのはジョミーだけ??
ジョミーって女性、子ども、動物に優しい印象がある。
主人公の定番、ヒーローの条件。強くて弱いものには優しくて「庇護者」のイメージ。
とっても主人公条件のジョミー。
たしかにこの時点では。

そのジョミーを影で見守るめがねの青年。
後でリオだとわかるけど、原作見ていない人にはさっぱりだろうなあ。
そういえば原作より大人っぽい感じで「よいお兄さん」的な雰囲気ですね。TV版リオは気に入ったぞ。
ジョミーをとにかく追っていく。

そしてコースターに乗って颯爽とレッツゴー!!!のうきうきジョミー。
原作ではセグウエイみたいなむき出しで乗る感じの乗り物だけど、ここではジェット機みたいな
操縦装置ぽくてかっこいい。
さあ、出発!

「ようこそ、ジョミー・マーキス・シン」
でも!え!!変なちぐはぐお目目のコケシみたいなのが現れた!!!(あんまり好みじゃないな)
「記憶消去開始」
今までの思い出のシーンが回りに現れる。
それが次々と暗くなって記憶を消すというイメージ。
この演出はわかりやすい。そしてジョミーがまた裸(^^);;(コラ)
精神状態が無防備、というイメージなんだと思いますが裸出しすぎ!!
ジョミーのヒップに目がいってしまって画面に集中できないヨ!!(オイ)

他のサイトさんでこのテラズナンバー5を「タラコ」と言ってたけどめっちゃツボなんで使わせてもらう!!!
(最初にどこのサイトさんが始めたのかわかりませんのでわかる方、教えてください)

タラコの攻撃に頭を抱えて苦しむジョミー。
そこにさっそうとあの夢の中の青年が現れる。
ジョミーをかばうように支える。
おおい、ジョミー裸・・・ちゃんと触ってるぞ・・・・・(ちょっとうるさい、ひっこめ)
当然ジョミーは彼のことを知らない。
自分より少し年上にしか見えない彼に向かってたずねる。

「『君』は・・・?」
「ブルー・・・ソルジャー・ブルー!」
「記憶を手放すな!!」

さーー、ここのブルーはかっこいい!
ジョミーをかかえて精神攻撃から逃げ回り、そして最後にはエネルギーボールをぶっつけて
タラコをやっつけちゃった!!!!
よっく見るとジョミーがブルーの腰にしがみついてんの!かっわいいいよ!!
ブルー内心きっと喜んでいただろう(うわー、お肌すべすべ!とか?)(ちがうって!!!)
ブルー、チョーかっこいいよ!やっとブルーのかっこよさに目覚めたよ!!
こうでなくっちゃ、ソルジャー・ブルー!!
でもこれはブルーの実体でなくて「精神体」なんだよね。
なのにこの攻撃ってすごい!ブルーってやっぱ、すごい!
そしてこの様子を監視していた女性が「サイオンパターンが「タイプブルー」というのに「萌え」!!
このTVテラではESPの能力のことを「サイオン」というのだな、と納得。
そしてブルーが使うサイオン波は「タイプ・ブルー」なんだな、と理解。
少しずつTVテラ独特の用語ってのが見えてきて面白くなってきた。

気が付けばジョミーは元通り、飛行機タイプのコースターの中。
はっと思うとコースからはずれ、壁に激突!
「うわあああ!」
飛行機タイプコースターから放り出されるジョミー。

ナキネズミの檻の前に来るとはじけるガラス。
飛び込んでくるナキネズミ。
めっちゃかわいい!!!
これは無意識にジョミーが檻を壊したんだよね。
ジョミー「覚醒」か!?
ブルーが「目覚めさせた」のか!すごいぞ、ブルー!

しかし放心して立ち上がるジョミーに非情にも警備隊の姿が・・・。
ずらりと並ぶ銃に恐怖。
子ども一人に大騒ぎなこった。

「君を不適格者として『処分』する」。

ジョミーの胸で震えてるナキネズミがめっちゃかわいいよ!!

「『処分』ってなんだよ!!!!」

ジョミーの悲痛な叫びで終わる第一話。
ああ、引きが強い。

こんなところで終わっちゃ、原作知らない人は買いに走るだろうが!!!!

事実、このあとウチの次女は「続きが見たい!!」と余り好みでない絵柄だというのに
原作を読んでくれています。

出だしはまずまず。
ジョミーのかわいらしさがやたら目立った印象でした。
この時点では自分はまだブルーに転んでいない。
なんかあまり性格がはっきり見えない感じ。カリスマ性もあまり感じませんでした。
とにかくジョミーを助けた。それだけだった。

でも古い人間なのか、第一話ではせめてミュウの母船に行くまで描いて欲しかったな、と思いました。
このごろのアニメは薄めすぎたカルピスのように中身を薄めて話数をのばしちゃうんだから、とすこし
不満の残った第一話でした。

今思えばこの第一話の作画監督さんの絵が自分には気に入らなかったようです。
2話のブルーが絵的には好みですね。




キオク ヲ テバナスナ


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