番長方面雑記 - AUGUST 1998 帰省編 |
【AUGUST 12 9:57 旭川空港行きバス内】
神奈川に向け進行中です。
家の玄関での別れ際に、父が餞別を差し出しました。そういう事をしたのは今回が初めてで、とても驚きました。しかも駅まで送ってくれた母が言うには、その時父は目を潤ませていたそうです。ダブルショックというところでしょうか。そういう人じゃあなかったんですけれどね。いや、そういうのを滅多に見せない人と言った方がいいでしょうか。
駅での見送りで、母も泣いていました。神奈川に戻る時に何がイヤって、親が悲しい思いをするのがイヤですね。就職する時は、数年後にUターンして北海道に戻ってくる予定だったのですが、今の不景気のおかげでそれも難しい状況です(北海道に戻っても、仕事の関係で結局関東に出てくる事になるのは明白)。説明はしているんですが、それでも時々「そろそろ(北海道に)戻ってこれないの?」と母に聞かれます。その度に、申し訳ない気持ちになってしまいますね。
【AUGUST 12 12:14 羽田行き飛行機内】
雲の上です。私の座っている席は「5C」、行きと同様に中央の列の通路側です。しかし、5A、5B、5Dが空席となっていて、窓から外が眺められます。隣も空いているので気兼ねなく文章が打てるというワケです。行きの時は隣の席の人の事を書いていたので、覗き込まれやしないかとドキドキしていましたらね(笑)
しかし、前後を見てみると他にも空席がいくつかあります。この時期にしては珍しいですね。まぁ、今日は週の真ん中、水曜日。世の中は帰省の下り方面がラッシュになっているところですから、上り方面はそれほどでもないのかもしれません。
…ん〜、それにしても、モバイルギアでの打鍵のなんとスムーズになっている事か。席に座ってテーブルの上にモバイルギアを置くという、ベストな体勢でのタイピングというのもありますが、やはりラージキーボード故の打ち易さが大きいと思います。
そういえば、パソコン関係の雑誌に載っていたモバイルギアの広告では、性能の良さをうたっていましたね。演算速度や画面の描き換えなんかが、このモバイルギア(特にこのカラー版モバイルギアII)が他のWindowsCE2.0マシンよりも速いという事を、雑誌の記事を使って宣伝してました。
他のマシンを使って見た事がほとんど無いので、本当のところは良く分からないです。最近は雑誌の記事は全然信用してないしなぁ。むしろ、「これはウソだな」と逆に受けとめる事が多いし(笑) 一応、マシンの購入時に店頭でいくつか触ってはみましたが、店に行く前に既にモバイルギアの購入を十中八九(←これくらいちゃんと変換してくれ>MS-IME97)決めていましたし(後はカラーか白黒かって感じでした)、他にラージキーボードモデルと言えば、日立のペルソナしかありませんでした。ペルソナは一目見た瞬間に「格好悪い」という理由で却下されちゃいました(笑)
…んごーっ! 今、前の席の人が思いっきり座席を倒してくれちゃいました。ハゲ頭を近づけるではない! そんなに見て欲しいのか?!(笑) あ〜、オマケにアナウンスが入り、羽田への到着が30分ほど遅れるとの事。まぁ、離陸がそれだけ遅れましたから当然ではありますが、ちょっとイヤ〜ンですね。
話をモバイルギアに戻しますが、スタイラス(モバイルギア付属のペンの事)はほとんど使わなくなりました。ペン自体はザウルスで使いなれているので違和感はないのですが、いちいち画面をタップ(スタイラスで画面をつつく事)するのは面倒です。そもそもスタイラスを持っているとキーが打てませんし、スタイラスを置くにも置く場所に困ります。やはり、キーボードでパパーッと操作しちゃった方が早いですね。PCを使っている時はタスクを変えるのにも、メニューを操作するにもマウスを使う私ですが、H/PCではキーボードでやっちゃうってのはなんなのかなぁ。
【AUGUST 12 14:35 東海道線下り電車内】
あぁ、空気が重いですね。湿度が全然違うから、重く感じるんです。東京駅に降りたら、どっと汗が出てきました。こちらも曇ってましたね。これで晴れわたっていたら最悪でしたが、その点救われました。
さて、これでこの帰省中のモバイルギアでのレポート(そうだったのか?(^^;)は終わりになりますが、問題はこの後モバイルギアがどの程度使われるかという事になります。今回のような長い外出では非常に有効なのは分かりましたが、日常生活で持ち歩くかというと、その必要はないんですね。通勤途中に文章を書くかというと、そんな時間的余裕もないし、場所的余裕もないと(←混んでるって事ね)。何らかを読む程度であれば、ザウルスで充分です。
でも、面白かったからなぁ、モバイルギア。もっとこいつで遊んでみたいですねぇ。これからはアウトドア志向になって、旅にでも出るようにするか?
とりあえず、次回の帰省(年末になると思いますが)までにPHSでもって通信できるように環境を整えておきたいですし、だとすればログなんかを記録するのは、内蔵RAMじゃあなくてコンパクトフラッシュのような外部メモリにしておきたいですね。他にももう少し、使えるツールなんかを探してみようかと思います。
そういえば、WindowsCE用のアプリケーションを作る環境として、Visual C++のオプション製品が出たとかいう記事も見かけました。これから、WindowsCE用のソフトがぞくぞく(とはイカンだろうが)と出てくるかもしれませんね。期待しちゃいます。…自分で作れとか言われちゃいそうですが(汗) イヤ、まったくその通り(^^;