1. 番長方面
  2. Dulcet Wind
  3. ドルシネア・ダイアリィ 第四部・目次

Last Modified : 7 JUNE 2004


Dissonance

昨夜、ジャグナーの森を探索しながら、私はTell形式で会話していた友人に愚痴をこぼしていた。ストレスが溜まっていたのだ……リンクパールを通じて流れる言葉遣いに対して。「○○でつ」、「○○しますた」、そんな匿名掲示板方面の言い回しが飛び交うのを耳にして生じる嫌悪感に、もう一人では耐えられなくなっていた。

その前日、別の知り合いが語尾に「www」とやたら付けまくっていたのに眉をひそめ、Tellで注意を促した。珍しくその様な言い回しをしているけれど、あまりいい印象はしないよと。ところが相手は、これは以前から使っているのだけれどと、私には意外な回答をしてきた。私自身、その方が「w」を幾つも並べて連発するのはこれまで見たことが無かったのだ。つまりこれまでは、私の前ではあまり使っていなかったということか。まぁ取り合えず、私の印象……不快感は伝えられただろう。その言葉遣いは、仲間内だけならともかく広く使われるべきではないと考える。その方にそうなって欲しくはなかった。

前述の会話に対しては、私が口を挟むことは無かった。彼らが匿名掲示板発祥のスラングを使うことは以前からあった。それに対して、私が抱く印象を伝えることはやはり無かった。伝えなければ伝わらない……なのに私はただ黙して聞き流すか、パールを外すという対処を取ってきていた。それは以前記したが、別件で彼らに意見した時に何の回答・反応を得られなかったことが大きな要因だ。そしてそれに加え普段の会話の内容等から、私は徐々に彼らに対して一歩遠く引く……言うなれば無関心さを抱くようになっていたのである。

それでもより良くあって欲しいと願うなら、そして自分が正しいと信じるなら、「w」を連発した知り合いに対した時のように言葉を発し、意見したかもしれない。だが、リンクシェルの仲間内で拒否反応を抱くのが私だけなら、その価値観を露わにする必要も無いのかなとも考えた。そう、2003年一杯でヴァナ・ディールを去る、このリンクシェルを去る予定の私だけならば。私から見て幾ら望ましい形でなくとも、皆がそれで楽しいのなら……ここは私が耳を塞げばいいだけのことなのかもしれない。そう考えたりもするのだ。

楽しさと、信ずる正しさ。その狭間で揺れることが、最近頓に多くなってきていた。


金曜日は超羊の日

ポストを覗くと、ミスラモンクのStさんから炎のクリスタルが一ダースも送られてきていた。この間提供した、毒素作り用の魚のお礼ということらしい。これはとても有難い! 更に競売所からはネビムナイトの売上8,000ギルが到着。お陰で所持金が85,000ギルまで復帰した。手持ちのネビムは全て売れてしまったし、また釣りに行こうかな。ザリガニを購入してエビダンゴを作っておく。食事用のカラフルエッグを作ると調理スキルが67に到達。昇格試験までもう少しだ。

チョコボに乗ってセルビナを目指していたところ、ラテーヌ高原で初めて見るモンスターに出会った。

画像・超羊、登場。
ノートリアスモンスター・Bloodtear Baldurfに遭遇。

でかい羊、でかい羊だが……とんでもなくでかい! ラテーヌの巨大羊では、「Battering Ram」に出会ったことはある。こちらはドルシネアでも戦うことの出来る相手だ。だがこのBloodtear Baldurfは、レベル60を超す冒険者でパーティを組まないと勝てない相手と聞いている。確かに迫力あるよなぁ……安全なチョコボに乗っていて良かった。ぼんやり歩いていたら蹴散らされるところであった。バシバシと写真を撮ってから、改めてセルビナに向かう。

セルビナから乗船した船で二往復し、ネビムナイトを数匹得て船釣り終了。なんとなく気分でバストゥークに向かった。セルビナを出て砂丘を渡り、コンシュタット高地に到着。バストゥークまではまだまだだ。徒歩で行くのが面倒くさくなり、デムの岩にいるチョコボレンタルお姉さんのところまで走ることにした。

ところが、デムの岩に近づくにつれ、ちょいと見慣れないものの影が目に飛び込んできた。

画像・超羊その二の影。
何、あのでっかいの……。

巨大な羊に見つからないように、デムの岩を逆側から回り込んでチョコボレンタルNPCの元へ。チョコボに乗って安全を確保してから、地面を揺るがすヤツの元へと走っていった。

画像・超羊その二、登場。
ノートリアスモンスター・Steelfleece Baldarichに遭遇。

またとんでもなくでかい羊が来たよ! Webで調べてみると、やはりコイツもレベル60を超す冒険者によるパーティで何とか始末できる程の化け物らしい。うへぇ、物騒な。チョコボを操り、山の様なその羊の周りをうろうろしていると、デムの岩の紫に光るテレポイント近辺に一人の冒険者の死体を見つけた。そこへ新たにやってきた冒険者が蘇生魔法・レイズIIを詠唱。生き返るなりSay形式で語られた話によると、どうやらあの冒険者、羊狩りの最中にこの巨大羊に轢かれたらしい。それはそれは災難でした。

それにしても、何でドル猫はデカ羊に会う時は連発で出会うかな。どういう宿命? ひとしきり写真を撮った後で、その場を後にした。


Record Link