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  3. ドルシネア・ダイアリィ 第四部・目次

Last Modified : 6 MARCH 2004


ドルシネアの日常

ドルシネアから送られたサルタ綿花を受け取って、ヌナイで裁縫ギルドに向かう。グローブを作ってハイクオリティ品なんかも出来たりしたが、どうやらグローブではスキルは上がらなくなってしまったようだ。ギルドでの買い取り値を調査して、取りあえず次に作るのは胴部の装備・ダブレットにすることにした。グローブに比べ、ダブレットは冒険者にもある程度の需要がある。激安の店売りだけでなく、より冒険者に対するいい値での売り上げが期待できるだろう。折良く競売所への出品数が0だったので、作ったダブレットを早速出品しておいた。

ドルシネアでログイン。出品していた「風の塊」が三つ、蜂の巣の欠けらがニダース売れていた。合わせて8,000ギルの売り上げで、所持金は24,303ギルになった。サンドリアに移動して、安く売られていたコカトリスの肉を二切れ買い込んだ。これを素材にして串焼きを焼く。出来てしまったハイクオリティ品・族長専用山の幸串焼き。出品できないそれをフレンドのエルヴァーン紳士・Lxさんに送る。続いてメロンパイ作り。失敗が続いて少しへこむが、出来上がったパイに雪山のロランベリーを添えて、いつもお世話になっているNmさんに送った。

その後、ストーンチーズを作って調理のスキル上げ。なんとか60までスキルを上げ、一つチーズをパクついたところでこの日は終了。

ヌナイが出品したダブレットは、翌日に三つ全て売れていた。計3,000ギルの売り上げだ。貯まった売り上げの内10,000ギルをドルシネアに送る。それを取り出そうとポストを覗くと、10,000ギルの他にクゥダフヘルムが二つ入っていた。いつもの様に、Nmさんから送られた物だ。パイのお礼ということなのだろうか。お礼の応酬になっちゃうな。

昨夜に引き続きサンドリアにて、炎のクリスタルを補充する。サブキャラ・ヘブンスコープから送り返したカエル、その数55匹。以前北グスタベルグで釣ったものだ。これを焼いて、今日はカエルの黒焼き作りである。

取りあえず最初に焼き上がった物は食べておく。その後もひたすらに、レンブロワ食料品店に籠もってカエルを焼きまくる。……かくして55匹のカエル、全員焼死。数匹失敗して失ったが、51のカエルの黒焼きが出来上がった。調理スキルも合計1.7アップで62に上昇。黒焼きはレンブロワ食料品店に売ると、一つ221ギルで売却できた。使った炎のクリスタル代は、充分取り戻せたというところか。

調理を終えた後で、サンドリア港にてナマズ釣り。こちらも釣りスキルを23まで上げられた。……私の狩りは、この様な日常を過ごすためにある。ドルシネアにはヴァナ・ディールの邪悪を駆逐する力はないが、そんなミスラが少しくらいいても、いい筈だ。


何処へでも行ける切手

ラテーヌ高原に向かうチョコボの上、ドルシネアに一本のTellが届いた。ジュノにいる冒険者からの、パーティのお誘いである。レベル上げパーティの勧誘か……久し振りだ。ラテーヌにいるシーフにまで声を掛けてくるということは、ジュノ周辺に人材がいなくて苦労しているということだろうか。勧誘には「もうレベル上げはしていないんです」と正直に返答した。ドルシネアは自由な時間を得る代わりに強さと冒険を捨てた、ヴァナ・ディールの放浪民である。

ラテーヌにて、チョコボを降りる。この高原には釣りにやってきたのだ。サンドリア港でのナマズ釣りは壁に囲まれた閉塞感があり、気に入らなかった。確かラテーヌの湖や池でもナマズが釣れた筈だ。三国周辺の土地……サルタバルタ、グスタベルグ、そしてロンフォール以外で釣りをするとモンスターを釣り上げる危険がある。しかしラテーヌに棲むモンスター程度の強さであれば、もし釣り上げてもドルシネアの危険にはならないだろう。そう考えた。

てくてくとラテーヌを走って南下していくと、やがて天気はぐずついて雨が降り始めた。にやり、である。もう一つ、ラテーヌで成したいことがあった。期待を抱いて南部の池まで辿り着くと、そこに意中の相手を発見できた。水の精霊・ウォーターエレメンタルである。

画像・VS ウォーターエレメンタル。
雨の中、初めてのウォーターエレメンタルとの戦い。

半円状の中心部を囲むように、泡のような球体が何個も付いている水のエレメンタル。先日のタロンギ大峡谷におけるエアーエレメンタルの戦いで、この辺のレベルのエレメンタルならドルシネアでも充分戦えることを知った。ラテーヌに出現するエレメンタルは風と水の精霊だ。どちらのクリスタルも調理などの合成でよく使われる。クリスタルの塊をゲットしたいというのもあるし、何よりこれまでは脅威でしかなかったエレメンタルと戦いたいという気持ちが大きかった。

エアーエレメンタルと同じように、やはりウォーターエレメンタルにも剣による攻撃は大きなダメージを与えられない。相手の攻撃もドルシネアには軽いものなので、長い長い削り合いという戦いとなった。TPが100を超えたので早速ウェポンスキル・バーニングブレードを繰り出す。風の精霊には大きなダメージを与えたそれはしかし、今回はたったの3ダメージ……目が点になる。水は火に対して耐性を持っているということか。あまりこういう属性については知らないんだよな。属性を考慮した連携や魔法の選択が必要であるから、レベル上げを続けていればきっちり覚えるんだろうけれど。

結局最後までちまちまとした削り合いが続き、なんとかエレメンタルを退治した。水の塊、一つを得た。

そのまま雨の中、辿り着いた池でナマズ釣りを始める。池の周辺にはミミズやキノコバッタ、カニなどの姿が見られる。そしてそれを獲物としたソロの冒険者もたまにやってくる。彼等とモンスターの戦いを遠目に眺めながら、マイペースで釣りを続ける。雨が降り続くとまたエレメンタルが出現するので、そんな時は釣りの手を止めてエレメンタルを狩りに行く。

戦闘の最中、ドルシネアが習得している魔法の中に、水の属性への耐性を高める「バウォタラ」という魔法の存在に気付いた。これを試しに使ってみると、エレメンタルの攻撃がいよいよ弱々しいものとなった。たまに少し強めの攻撃魔法が飛んでくるのだが、それすらも水風船程度のダメージだ。なるほど、対エレメンタル戦においては、相手に対応した強化魔法が相当に有効のようだ。

ナマズが釣れなくなると、またてくてくと歩いて別の池まで移動する。この様な思いつきによる放浪は、ソロでなければまず無理だ。この自由度が私にとっては何より大事に思える。元々、待ったり他人に合わせての行動は苦手な私だ。六人もの人間が同時に行動するパーティというのは、だからこそ身に馴染まなかったのだろうと思う。ラテーヌ南東部の池でヒット! 釣りスキル0.2アップ! 釣れたのは……「錆びたキャップ」。ナマズではなく帽子である。美しいラテーヌの水辺にも、無機物の浸食は及んでいたという訳か。やれやれ。

サンドリアに戻って競売所にて買物に勤しむ。ウィンダスよりも安く売られていた蟲の卵を、思い切って五つ購入。これは雪山のロランベリーを作るのに必要な食材だが、コルシュシュ地方の港町・マウラのクエストにも必要なことを思い出した。安いのでその分を余分に買っておいた。

タルタルの赤魔道士は知り合いに多いのだが、先日その内の一人・Rmさんが何かのバーニングサークル戦で勝利したと喜んでいた。雪山のロランベリーとメロンパイを作って、お祝いに送る。最近魔道士のレベル上げをしているというヒュームのTkさん、ミスラのRnさんのコンビにも、それぞれメロンパイを作る。アップルパイよりも性能の良いメロンパイ、より良い力になるだろう。ラテーヌで入手した水の塊は、先日ジュースを送ってくれた白魔道士タルタルのMtさんへ。始めた調理で作っているというジュース作りに使える筈だ。

エレメンタル狩りはなかなか楽しい。ナマズを釣りながらラテーヌでのエレメンタル狩りは、もう暫く楽しめそうだ。


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