物作りの仲間達
レベル16から17の白魔道士としてレベルを上げるため、TkさんとRnさんがセルビナへ向かうという。そこでセルビナまで二人を護衛して海を渡ることになった。ウィンダスから三人でパーティを組み、お話しをしながらミンダルシア大陸の港町・マウラを目指す。
マウラより船に乗る。船が海へと滑り出してから、久し振りに甲板に出てみた。いつもは巨大なタコのノートリアスモンスター・シーホラーの出現が怖いので船室に籠もっているのだが、やはり広い海を眺められる甲板の方が気分がいいものである。
- セルビナが近付くにつれ、曇り空は青く晴れていった。
セルビナで二人と別れ、ドルシネアはクォン大陸を南下する。コンシュタット高地で少し素材狩りをしてから、バストゥークへと移動した。久し振りにタルタルの女の子・Ksさんに出会う。Ksさんにはサポートジョブ取得用のアイテム集めを手伝って戴いて以来の付き合いだ。
付き合いといっても、普段Tellで声を掛け合う程の親しい間柄ではない。たまにばったり出会ったときに声を掛け合うくらいだが、そんな時には挨拶程度では終わらずに何らかの話題について暫し話し込む。そんな付き合いもまた楽しいものだ。この日はKsさんが最近スキルを上げているという、彫金についてあれやこれやとお話しした。
Ksさんは魔道士だ。今度パイをお送りしますよといってお別れする。そのままバストゥークのレンタルハウスでこの日は就寝。
翌日はバストゥークの競売所にて、エルヴァーンのCcさんに出会った。Ccさんのチュニック姿は珍しい。Ccさんも彫金を上げているようだ。そもそもドルシネアも彫金と鍛冶のスキルを上げるために、ギルドのあるバストゥークまでやって来たのだ。負けじと彫金ギルドに籠もってスキル上げを始めた。ギルドの売店で銅鉱を買いまくり、これを炎のクリスタルで溶かしてカッパーインゴットを作る。彫金スキルがなんとか1まで上がる。……彫金も炎のクリスタルを使うんだよな。調理も炎、彫金も炎。そういえば鍛冶も炎だろう。きついな……。
Ksさんのためにメロンパイを焼こうとレンタルハウスに戻ってきたら、ウィンダスの競売所に出品していたメロンパイ一ダースがポストに返却されて来ていた。メロンパイ、なかなか売れないな。まぁ丁度いいかと、これをKsさんに送らせてもらう。その際ばったり出会ったダンディヒュームのMmさんに、彫金と鍛冶のアドバイスを戴く。Mmさんは本当に色んな合成に詳しくて、いつも色々教えてもらう。この時は炎のクリスタルまで貰ってしまった。初心者の頃から本当にお世話になりっぱなしだ。そろそろ何か恩返しが出来ると良いのだけれど……。
翌日、ポストにとある方から、メッセージ付きで一本のオレンジジュースが届いていた。やっとジュースを作られるようになったので送ってくれたという。調理、始めてたんだなぁ。メッセージから嬉しさと楽しさが溢れ出てくるようで、こちらも幸せな気分になる。
金庫の中にジュースを大事にしまい込む。さてさて、私の方は今度は何を作ろうか。
拘りの釣り師
バストゥーク・商業区の「Gold Street」に面した川で、ナマズ釣りに挑戦する。
- 何度も日が沈み上る中、ひたすらにナマズを釣り上げる。
西サルタバルタの池と同様に、この川でもダークバスとオオナマズが釣れるようだ。ナマズが釣れたらすかさずその大きさと重さを記録する。これまでで最高のナマズが釣れる度に、サーチコメントに記した記録の大きさ・重さを更新する。これを見て感想を送ってくれるのは釣り師・Ccさんだけなのだが、もしかしたら釣り好きの誰かが見てちょっと微笑んでくれるかもしれないし……何より、ただ黙々と釣るのではなく、こうすることで私自身が釣りをより楽しめている様に思えるのだ。
- 釣りの師匠・Ccさんの視察が入りました。
バストゥークより繋がるエリア、コロロカの洞門で召喚士用のアイテム・カーバンクルの紅玉を取っていたCcさんが、帰りに様子を見に来てくれた。Ccさんはこの日西サルタバルタで14ダースの釣り餌を消費するロングランな釣りを楽しんだという。14ダースというと……168個!? そりゃ凄いな。疑似餌をメインに使う私と違い、Ccさんは生餌志向の釣り師だ。基本的にその生餌もCcさんは自分で作る。生粋の釣り師だ、頑固な職人だ！
この日釣り上げたナマズの最高記録は、115lm/578Pz。自身の記録は更新できたが、まだCcさんには届かない。もう少し拘りを見習わなくちゃいけないだろうか、なんて考えたりしつつウィンダスへとデジョンで帰る。競売所前のバザーにて、外道狙いの高価な釣り針・ローグ針を購入する。生餌志向、全然見習ってないなぁと苦笑しつつ、自宅で就寝した。