1. 番長方面
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  3. ドルシネア・ダイアリィ 第四部・目次

Last Modified : 15 FEBRUARY 2004


目指せ大物・ナマズ釣り

ドルシネア、ウィンダスのモグハウスに起床。まずはシーフにジョブチェンジする。前日デジョンを習得したことで、黒魔道士のレベル上げを遂に終えた。これからはまた以前の、シーフでの日常が続くことになる。取りあえず金庫に余裕を作るため、必要の無くなった黒魔道士用の装備を処分することにした。

ローブ、手袋、ズボンなどをNPCのお店で売却。共にデジョンを習得したTkさんはまだ少し黒魔道士を続けるということなので、使っていた二つの指輪・エレマイトリングを送っておいた。エレマイトリングは知力(INT)のステータスを大きく上げる。攻撃魔法の威力を増すことが出来るだろう。本当はミストシルクケープもあげようかと迷ったのだが……まだ手に入れて日が浅く、正直言って惜しい。もうしばらく金庫にしまっておいて眺めることにした。

漁師ギルドで釣りの上級サポートを受けて西サルタバルタへ。そこにある池で前日中断した釣りを、改めて楽しむつもりである。餌はマスダンゴと疑似餌のミノー。オオナマズとダークバスを狙う餌のチョイスだ。特にオオナマズは初めて狙う「大物」の魚。これまでの魚は一ダースにまとめる事が出来たが、大物は一匹でアイテム欄を必ず一つ消費する。しかもサイズと重さが一匹一匹違うと聞いている。とても楽しみだ。

池に向かって糸を垂らしていると、偶然隣にヒゲの素敵なヒュームのMmさんがやって来た。この後ギデアスへ、友人のミッションだかバーニングサークルのバトルを手伝いに行くだとかで、それまでの時間潰しに釣りに来たとのこと。ナマズは夜行性なので、夕方から明け方までが勝負らしい。明け方、やって来た友人と共にMmさんが去ろうとした瞬間に、初めてオオナマズを釣り上げられた。アイテム欄で確認すると、そのサイズと重さは94lm、479Pzとあった。

リンクパールを通じて、釣りの先輩である女性エルヴァーン・Ccさんに話を伺う。ナマズは100lmを超えると大きい方で、121lmのナマズがCcさんの最高記録だという。それを聞いて新たな目標が出来た。目指せ122lm! 釣り上げたナマズのサイズと重さをサーチコメントに書き記し、鼻息荒くナマズを狙う。ナマズに混じってダークバス、錆びたバケツもゲットする。バケツに至っては5つも上がった。バストゥークでのクエストがクリアできるではないか。でももうクリアしているし、そもそもバケツなんて釣っても嬉しくない。

夜が明けたら別の相手を狙うことにする。ウィンダスに戻り、競売所でシュリンプルアーを購入。これはエビを模した疑似餌だ。ウィンダスに戻ったついでに、港で外道釣りに挑んでみる。淡水用の餌を付けて海に針を落とす。これで引っかかるのは魚以外の何かになるという訳だ。ウィンダス港では、とある無機物を釣ることでクリアできるクエストがある。あわよくばそれを釣られないかと思ったのだが、残念ながら果たせなかった。

夕暮れを迎え、再び西サルタバルタの池でナマズ狙い。いまいちヒットしないので、海まで行って別の魚を狙う。先程買ったシュリンプルアーに餌を替えて糸を垂らすと、しばらく経ったら大きなウナギ・オーガイールを釣り上げることが出来た。ウナギは初めてのゲット、しかも釣りスキルが0.1アップした。嬉しさ二倍だ。

漁師ギルドと西サルタバルタを往復しつつ、終日釣りに興じた。最後にバケツを計9個池に投げ捨てて帰宅。開店直後の漁師ギルドで買い込んだコバルトジェリーで水銀作り。錬金術スキルが13まで上げることが出来た。釣り上げたナマズの最高記録は109lm/514Pz。まだまだ先輩には敵わないが、また一つドルシネアの楽しみが増えたようである。


見つけろお宝・チョコボ掘り

落札されずに競売所から返送されてきたメロンパイを再び出品してから、ドルシネアはチョコボを借りてウィンダスを出た。チョコボを借りる前に買った「ギサールの野菜」が一ダース。これで試してみたいことがあった。

最近、「チョコボ掘り」というのが一部の冒険者で流行り始めているらしい。これは各地のフィールド上でチョコボに地面をつつかせることでアイテムを掘り出すというもので、所によっては稀に非常に高価なアイテムが手に入ったりするそうだ。

このチョコボ掘りでよく「骨くず」や「巨大な大腿骨」というアイテムが掘り出されるため、最近はこれらの供給量が増えてきている。ウィンダス・森の区のモグハウス前には暫く前から骨くず売りの寝バザーガルカがしゃがんでいるし、最近は裸のミスラまで巨大な大腿骨を寝バザーで売り出している。骨細工のスキル上げに必要なアイテムを安く手に入れられて、とても助かっている。

で、物は試しと私もチョコボ掘りに挑戦してみることにした。移動途中のメリファト山地でおもむろにチョコボを止め、ギサールの野菜を一つ取り出しチョコボに食べさせる。するとチョコボはしゃがみ込み、地面をがしがしと突つき始めた。

画像・チョコボ掘り。
さくさくっ、さくさくっとチョコボがクチバシで地面を突っつく。

ギサールの野菜を与えると突っつくように躾られているのだろうか。チョコボがドルシネアに渡した物は「銅鉱」。ふぅん、こんな物が掘り出せられるのか。正直、微妙だな。もっといい物が欲しいものだ。

メリファトで一ダース分のギサールの野菜を消費した結果、得られた物は他に「虫の翅」が一枚に「リトルワーム」が三匹だけ。あとは何も掘り出せなかった。うむ、大赤字だ。なんでもチョコボ掘りは隠しスキルが設定されていて、スキルが上がればいい物が出やすくなったり、釣りのスキルと同じようにチョコボ掘りの「掘り間隔」が短くなっていくらしい。つまりより短時間で何度も掘られるようになるという。しかし釣りと違って一回一回にギサールの野菜を消費する訳で、スキルを上げるには相当の出費を覚悟しなくてはならないだろう。本気でやりこむ気には、なれないかな。

だが私には、チョコボ掘りで手に入れたい物がある。それを求めて、ドルシネアは改めてチョコボを走らせた。目指すはサンドリアである。


獣使いの憂鬱

サンドリアにてステーキを焼いてから、取りあえず金策にゲルスバ野営陣に行く。木こりをしようと思ってまさかりを持っていったが、ゲルスバには既に先客がいた。それじゃあと木こりから鉱夫にジョブチェンジ、ユグホトの岩屋へと移動する。つるはしもちゃんと持ってきているのである。採掘の合間に宝箱を開けたりオークをしばいたり。通り掛かりのエルヴァーンモンクさんにプロテスを施し、しばし立ち話をしたりする。

サンドリアに戻ってきた辺りで、リンクシェル仲間のある方の様子が普段と違うことに気付く。いつもパールを通して元気な声を届けてくれる方なのに、その時はサブキャラで、パールも付けずにプレイしているようなのだ。

その原因として思い当たるのが、同日に聞いていたその方の話である。ドルシネアがチョコボでサンドリアに着いた辺りに聞いていたそれは、「獣使いへの風当たりの悪さ」であった。

以前にも記したが、獣使いというジョブは他のジョブとかなり質が異なる。モンスターを操ることで擬似的に二人パーティを組めるのだ。この時、モンスターの相対的レベル差が上がっていくほど操りを失敗する確率が増えるし、操っていられる時間も短くなる。モンスターはやはり自分と同じくらいのレベルにあるモンスターが操りやすい。とはいえ、レベルが上がっていくほど同じレベルの冒険者とモンスターの間の差は大きくなっていく。同じレベルであるのにモンスターの方が体力が(遙かに)多くなる。FFXIでソロプレイが厳しい一因がこの格差にある。そしてそれ故に強力なモンスターを操られる獣使いは、ソロでレベルを上げていくことの出来る希有なジョブなのだ。

ヴァナ・ディールには安全な狩り場が限られている。その為、特定の狩り場に幾つものパーティが集まってしまい、少ない獲物を取り合うといった事も良くあるそうだ。こういったとき、ソロで狩りを行う獣使いが疎まれることが多いらしい。六人で狩りを行っているパーティに対し、一人で獲物を狩る獣使い。一人でしか経験値を得られない獣使いより、六人で経験値を得られるパーティの方に獲物を優先すべきだ。他にも要因はあるかもしれないが、その様な論理が働くらしい。数の限られたモンスターを、「仲間」と「狩り対象」として複数キープしなければならない辺りにも非難の目が向けられるようだ。

そして今日、その方が獣使いで遊んでいたときにその様な非難を受けたそうだ。「迷惑を掛けないように気を付けていたんだけれど」と寂しげに言う。最近その方は連日獣使いを楽しんでいた。……元気づけなければならない。そう思い、私はチョコボを借りてロンフォールの森へと繰り出した。……「どんぐり」を拾うためである。


狂おしいどんぐり拾い

元々チョコボ掘りに興味を持ったのは、「どんぐりクッキー」の材料である「どんぐり」が入手できずに困ったという経緯がある。クッキー焼きたいのにドングリが何処にも売られていない! どういうことだ! 調べたところ、それはチョコボ堀りか伐採でしか手に入れられない非売品であることが分かったのだ。そして伐採で入手できるのはジャグナー森林。ジャグナーの伐採ポイントは広く散らばっていて、少々廻りにくいように思える。加えて周囲の敵はちょいと強めだ。下手に絡まれると殺される可能性もある。だったら安全なチョコボ掘りしかないな、という結論に至ったのだった。

あの方の元にただ駆けつけるよりも、何か持っていきたいなと思った。どんぐりクッキーなんて珍しいからいいだろう。そう考え、後でやろうと思っていたどんぐり拾いに着手したのだった。

……だがなかなかどんぐりが出ない。何かの原木やらチョコボの羽根やらリトルワームやら。チョコボの羽根なんて、今騎乗しているチョコボから幾らでもむしり取れるじゃん! そもそもなんでどんぐりを拾うのにわざわざチョコボを使わなきゃならんのだ。どんぐりなんか地面に落ちてるだろう? 小学校の頃に山の中で一杯拾ったぞ? ヴァナ・ディールのどんぐりはそうじゃないんか? 地面にずぶずぶと埋まってしまうのかい?

画像・チョコボ掘り@ロンフォール。
ロンフォールにてどんぐり拾い。ほんの数個のどんぐりが出ない!

件の方はキャラを替えつつログイン、ログアウトを繰り返している。ログアウトしたままプレイを止めてしまったら……落ち込んだままプレイを終えてしまったら。そう考えるときが気ではない。どんぐりを必要数揃えられないまま、ギサールの野菜を二ダース使い切ってしまう。舌打ちをしてサンドリアに戻り、買い足して再びチョコボを借りてロンフォールへ。そんな暇があったらクッキーを焼けないままでもいいからその方の元へ行けばいいのだが、この時は目的と手段がすっかりごちゃ混ぜになっていた。

どんぐりを拾い終えサンドリアへ。レンタルハウスでどんぐりクッキーを焼いて、黒魔道士にジョブチェンジ。まだ使い慣れないデジョンを使って、ドルシネアはウィンダスへと移動した。


Lost Melodies

歌詞なんか聴いてるひと、イマドキいないよって励ますつもりで言う人がいた。
それも、困る。そういう世の中だよって、言わないで欲しい。

奥井亜紀「COCOROTO」のライナーノートより。

デジョンによってドルシネアが移動した先は、ウィンダス港のモグハウス前だった。なんだってこんなマイナーな場所に! 森の区か水の区だろう、普通は! こんな人通りのない場所に出てる間に件の方がいなくなってしまったらどうするんだ! 舌打ちしながら森の区を目指してその場を走り出したドルシネアだったが、モグハウス前の階段を下りた先で偶然にもその方に鉢合わせした。……よくやった、大正解だ。

一緒にどんぐりクッキーを食べながらお話しをする。その方はやはり獣使いの件で随分疲れていたようだ。だがそれに加え、もう一つの悩みをその方は抱えていた。それは私も憂慮していた、仲間の言葉遣いや話の内容についてであった。

ここ暫くの間で、匿名掲示板方面で使われるスラングや顔文字、独特の言い回しを多用する者が、リンクシェルの仲間に現れ始めていた。そしてそれに伴って、言葉遣いや話の内容が微妙に乱暴になりつつあると私は感じていた。それは正しい言葉遣いに注力する私特有の感じ方だろうかと思っていたのだが、その方も同じ様に感じ取っていたのだった。少なからず驚く。

私はFFXIのゲームの中でも、そしてこの日記や日常生活の中でも正しい言葉遣いを使うように心掛けている。それは自分の考えや思いを正確に伝えるのに有効であるからであり、また正しい言葉の方が美しいからである。言葉に限らず、正しい物は美しくなる傾向があるものだ。

顔文字は感情をよりリアルに伝えるのに有効であると言われたりする。確かに私もその様な有効性を感じるため、ゲーム内においてはある程度の顔文字を用いている。だがそれは、あくまでその顔文字を「正しく」用いた場合だ。普通の言葉と同じである。必要以上に使ったり、使い手と受け手で意味の異なる使い方をしては正しく伝わらない。そんな使い方をするくらいなら、顔文字ではなく本来の日本語を用いる方が本当にリアルに伝えられるだろう。

顔文字に似たような物に「w」という物がある。これはネットゲームにおいて「(笑)」を表す為に使われる記号だ。だがこれも今や使い方が随分乱れてしまっている感がある。入力が簡単だからか、句読点代わりに使うように連発する者。私から見れば、ひっきりなしにへらへらと笑っているような印象を抱かせる。より大きな笑いを表すためか、「www」と繋げて使う者。私から見るとそれは馬鹿笑いである。どちらにも思慮深さを欠けらも感じない。

私が実際に聞いたものの中では、「ありがとーw」とか「すいませんw」とかいうものがあった。前者は贈り物に対するお礼、後者は危ないところを心配して駆けつけてくれた人に対するお礼である。どちらにも感謝の気持ちや謝罪の気持ちを感じない。むしろ馬鹿にしていると感じる。何しろ「ありがとー(笑)」やら「すいません(笑)」なのだ。これの何処に言葉への思慮があると言えようか。人は言葉に敏感に、繊細になるべきである。

顔文字に関しては、特に最近見られる……パソコン通信をやっていた頃には見られなかった……二バイト文字を使う顔文字には、生理的な嫌悪感を覚える。妙な言い回しが付随することもあり、単純な笑い顔、泣き顔ではない辺りに特に違和感を感じるのだ。

そもそも顔文字を使われると、その人なりの個性を感じなくなってしまう。人それぞれの個性が同じ顔文字で上書きされて、皆同じ(生理的な嫌悪感の)印象になってしまうのだ。

私はドルシネアでプレイするとき、会話の語尾を「〜じゃのう」「〜かもしれんのう」といった風に変化させることがある。また笑い声は「ニヒヒ」と表す。これらは以前、オンラインゲーム「Phantasy Star Online」をプレイしていた頃に確立させた、私の個性の表現である。言葉を交わす中で「私」を覚えて貰うために意図的に作り出した個性だ。皆が使う、画一的な表現を用いていては覚えて貰えないだろう。顔文字に頼っていては、個性は生まれない。

オンラインゲームでは他人とチャットで交流する。良くも悪くも、その言葉遣いがその人の印象を決める。自分だけが楽しい、仲間内だけが楽しい……ただ自分が使いたいだけの言葉を広く使っていては、外から見た自分を良くない色に染めていくことになるだろう。聞き手がどのような印象を持つのか、よく考えておくべきだ。言葉は聞き手に伝えるために存在するものなのだから。

……これ以上悪くなるようだったら、対処しなくてはいけないね。その様にその方に言う。その言葉に少し怯むその方だったが……しかし、良くない言葉が仲間内に伝染しないように、自浄作用が働くべきだ。仲間の言葉が他の誰かを傷付けたり、不快にさせるようなことを引き起こして欲しくはない。仲間がより正しい道へと向かうことを、私は望む。それが仲間というものであると、私は考えるのだ。


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