1. 番長方面
  2. Dulcet Wind
  3. ドルシネア・ダイアリィ 第四部・目次

Last Modified : 31 JANUARY 2004


ノートリアスな日

ドルシネア、バストゥークにて起床。なんだか今日は骨細工のスキルを上げたい気分だ。そうなると、最近ウィンダス・森の区のモグハウス前にいるガルカの骨売りが気になってくる。彼はいつも骨くずを安く売っているのだ。バストゥーク・商業区のコルシュシュ物産店からヤグードドリンクと串焼きの素材を買い込んで、NPCのお店のテレポによってドルシネアはウィンダス方面、西サルタバルタのアウトポストへと飛んだ。

画像・Tom Tit Tat発見。
アウトポストを出てすぐに、ノートリアスモンスター・Tom Tit Tatに遭遇。

すかさず斬りつけたTom Tit Tatから、「マンドラゴラの四葉」を盗むことに成功する。通常マンドラゴラ系のモンスターは「双葉」を落とす。四葉は少々落とす確率の低いアイテムだ。四葉ということで、幸運のお守りとして持ち歩く者もいると聞く。そしてアイテムとしては食べ物に該当するため、誤って食べてしまう者もいると聞く……。

シーフのドルシネアにとっては、Tom Tit Tatは敵ではない。何ら問題なく退治すると、今度は「フルーツパンチ」というアイテムを入手することが出来た。これこそTom Tit Tatの当たりアイテム、レベル1以上のモンクが装備できる格闘用武器である。

もっとも、フルーツパンチの性能自体は大して高くない。Tom Tit Tatからゲットしたという事自体、そしてこれを元にして革細工の合成により「トロピカルパンチ」という特徴ある格闘武器を作られることに、この武器の価値はあると言えるだろう。トロピカルパンチの攻撃力自体は皆無だが、非常に高い命中率と攻撃間隔の驚くべき短さが印象的だ。恐らく格闘のスキル上げに効果を発揮するに違いない。

ウィンダスに戻って骨くずを買い込み、骨の矢尻を作ってスキル上げ。スキルがメキメキ上がって気分がいいので、件のガルカ氏のバザーから骨くずが無くなると、競売所からも買い込んで加工を続けた。最近は骨くずの値段がだいぶ下がってきている。「チョコボ堀り」というチョコボを使った採掘作業があり、ここのところそれが流行っているらしい。その中で骨くずが多く得られるらしいのだ。骨細工の昇格試験をパスして、ドルシネアの骨細工スキルは「見習」に昇格した。

ゲルスバ野営陣に行って釣りとキノコ狩りに興じてみたが、後者は同じ目的の冒険者がやってきたためキノコ畑をお譲りする。釣りだけやっていると飽きてきたので、おもむろに川に飛び込む。上流を目指して走りながら、川に浸かったままの釣りを楽しんだ。

画像・川を遡る。
川をじゃぶじゃぶと掻き分けて。行き着いた先には小さな滝がありました。

また飽きてしまったので、サンドリアからNPCのテレポでブブリム半島へ移動する。隣のタロンギ大峡谷を特に宛もなく走っていると、不意に目の前にキリンのノートリアスモンスター・Serpopard Ishtarが現れた。そういえばつい先程、リンクパールを通して聞いていた。FlさんがSerpopard Ishtarに殺されたということを。なるほど、殺人犯という訳ですな。早速打ち首獄門です!

Serpopard Ishtarからはこれまた当たりアイテム「蒼天の首飾り」をゲット。当たりとはいえこれもフルーツパンチ同様に性能は大した事なく、しかもこちらは他に用途もないので価値は無いに等しい。まぁ、記念品というところだねぇ……。

タロンギ北部で会ったRnさんと共にウィンダスを目指す。ウチの日記とは少々形が異なるが、Rnさんもサイトを作っている。Rnさんはアニメのオープニングのような物を作るのが夢なのだそうだ。だがFlash等の製作用パッケージはかなり高価だ。なかなか簡単には手を出せないようである。

東サルタバルタの、ウィンダスへの門の側でRpさんに出会った。しばし三人でお話ししてからこの日は就寝と相成った。

画像・Rnさん、Rpさんと。
三人の輪の中に入り込んできたマンドラゴラを、皆で見つめる。

Dance with Dhalmels

ウィンダスのモグハウスに起床。ポストをチェックすると、前日に出品しておいた「フルーツパンチ」が早速売れていた。レベル15の黒魔道士にジョブチェンジ。コンシュタット高地では、狩りに適した相手がなかなか見られなくなった。だがタロンギ大峡谷なら、恐らくキリンことダルメル辺りが丁度いい筈だ。そう考えて、黒魔道士のレベル上げの場をタロンギに移すことにしたのである。競売所でアップルパイを購入し、調理ギルドでヤグードドリンクを作る。スキルがアップして、57になった。次の昇格試験ももう少しだ。

画像・走るドルシネア。
黒魔道士ではチョコボに乗られるレベルに満たないので、狩り場まで走ります。

狩り場はタロンギ中央部から北部の一帯だ。サルタバルタ、そしてタロンギの峠を黙々と走る。ドルシネアの後ろ姿を見つめていると、何となくそのお尻に目が留まった。じっと、じっと凝視する。ドル猫のお尻で揺れる……揺れる尻尾……何かミミズっぽくないか。お尻でうねうねと、実に滑らかに蠢くミミズ。……なんか気持ち悪くなってきた。そんなドルシネアに失礼なことを考えつつも、無事に狩り場に到着する。

まずは「同じくらいの強さ」の狩人ゴブリンだ。弓矢使いだから大したこと無かろうと侮ったら、爆弾炸裂まで粘られて死にかける。いかん、やはりバインドとブレイズスパイクは必要だ。油断大敵。そして万が一死んでもいいように、ブブリム半島まで行ってホームポイントを設定しておく。これで死んでもウィンダスまで戻されることはない。

周囲のキリンを「調べる」と、その強さは大体「丁度いいくらい」か「強い」の間だ。うむ、狙い通り。「丁度いい」と「同じ強さ」のキリンをメインターゲットとして狩りを始めた。

キリンを倒すと、肉がどっと手に入る。図体がデカイだけはあるって感じだ。売るのもいいし焼くのもいい。取りあえず持てるだけ回収しておく。あまり人が居ない場所を求めて、キリンを狩りながら北へと徐々に移動。「同じ強さ」のキリンの場合、最初のバインドをレジストされて無効とされると、少々ダメージが大きく苦戦する。まぁ、落ち着いて魔法詠唱ミスなどをしなければ問題ない。基本だ。基本に忠実にプレイすればいいのだ。

画像・黒魔道士でのキリン狩り。
タロンギの夜、キリンと猫の戦いが続く。

とかいってたら、間違えて「強い」キリンにケンカを売ってしまい、また死にかける。いやいや、強さを調べるのは魔法詠唱よりも更に基本中の基本ではないか。いかんいかんいかん。

反省しながらしゃがんでヒーリングしていたら、通りすがりの穴掘りゴブリンこと、Goblin Diggerに殴られた。「丁度いい」強さの相手だがなにぶん戦闘直後でMP不足、こりゃ戦えない。すかさずゴブリンにバインドを撃ち込んで、動けなくしてから逃走を図る。逃げながらヤグードドリンクを飲んでMP回復。メリファト山地近くまで走ったところで迎え撃とうとしたが、ゴブリンは追跡を諦めたようでやって来なかった。やれやれ。

その後、少々呆けた頭で召喚士ヤグードにケンカを売って、返り討ちにあったりする。召喚士ヤグはシーフの時にカモにしていた。だがそれはあくまでレベル差のあった素材集めの時であり、レベル上げの時でないことを忘れていた。

この狩りの中、ミスラの友人・Stさんと遠く離れたままお話しをしていて、まだフレンド登録をしていないことに気が付いた。改めてお願いする。するとその後の二人きりでのお話しは、これまでとは微妙に経路の違う方向に傾いていった。

Stさんは、これまでのFinal Fantasyシリーズをずっとプレイし続けてきたのだという。「やっぱりモルボルってのは嫌な敵なのですか?」と聞くと、それはもう!と語ってくれた。

またStさんは、我々のリンクシェルとは別の、もう一つのリンクシェルにも属している。というか、元々そちらに先に入っていたのだ。今でもあちらのリンクパールを付けて行動している時もある。だが、あちらのリンクシェルはメンバーが皆レベルが高いのだという。皆のレベル上げのペースが速すぎて、付いていけない。またそれ故に、お手伝いも出来ないし、手伝ってもらうのも気が引ける。その様にStさんは語っていた。

FFXIはレベル差があると一緒に遊びにくくなるゲームである。私がレベル上げを止めて以降、殆どパーティを組まずに遊んでいるのもその為だ。FFXIのテーマは「絆」であるというが、そのテーマと実状の差を嘆くプレイヤーが多いのも事実である。

一旦ウィンダスに戻って調理などをやった後、タロンギを再訪して狩りを再開。順調に稼いで黒魔道士のレベルが16になった。デジョン習得の目標レベルまでいよいよあと一つと迫ったのである。


Record Link