1. 番長方面
  2. Dulcet Wind
  3. ドルシネア・ダイアリィ 第三部・目次

Last Modified : 22 JANUARY 2004


夢幻夜想曲

バストゥークのレンタルハウスにて、まずはおにぎりを作る。それを鞄に入れてバザーに出してから、シーフにジョブチェンジして港から北グスタベルグに出る。今日は黒魔道士のレベル上げを小休止にして、釣りのスキル上げと行こうと思う。

前にも来たことのある橋の上、カエル用の疑似餌をセットして糸を垂らす。今日は現実の方がえらい暑さなので、ヴァナ・ディールのドルシネアもミスラの初期装備。涼しげな格好にしてみた。時折周りのカニを銃で撃って岩塩をゲット、まだ持っていた素材でおにぎりを追加する。釣りスキルが16まで上がった。カエル釣りではもうスキルは上がらないから、カエル釣りは卒業だ。少し名残惜しい。

チョコボでサンドリアへ向かう。クエストで入手できる黒魔法・ドレインが狙いである。途中でオークに追われるタルタルを見つけ、チョコボを降りてとんずらで駆けつけ、助けたりする。

画像・銃のスキル上げ。
チョコボを降りたついでに、羊を撃ってスキル上げしてみたり。

ドレインをゲットし、更に食材を買い貯めしてから、チョコボを借りて今度はウィンダスを目指す。

ラテーヌ高原で雨が降っていたのでちょいと立ち止まり、雨が上がって空に虹が架かるのを待ってみたりする。更にバタリア丘陵でばったり出会ったLxさんと、しばし立ち話してみたりする。そんなふうに時間を浪費していたおかげで、メリファト山地の途中でチョコボの借用時間が過ぎてしまった。初期装備のまま下ろされる。

私にとって初期装備というのは、戦いの装備には全然見えない。現実の世界で言うなら、イメージ的には自宅の中で着ている室内着であり、それで人前にはまず出ない。まぁ、近所のコンビニになら着て行ってもいいかな?といった印象である。対してこのメリファトや更にその先のタロンギ大峡谷というのは、完全に冒険の場である。近所のコンビニなんかでは決してない。ドルシネアにとってのそこは、会社員にとっての職場と同義である。

メリファト、タロンギと初期装備で駆け抜けるドルシネア。あぁ、これはとても場違いだ……と酷い心地悪さを覚える。それをリンクパールで仲間に伝えると、Stさんから「パジャマですか?」と笑われる。ああ、そう。全く持ってそんな気分だ。パジャマで大通りを走っている感覚だ、これは。うひいぃ。

恥ずかしさを満喫しつつウィンダスに到着。そして「卵のスープ」を作って調理のスキル上げ。冒険のないこんな日常を過ごしているときにこそ、私はMMORPGをプレイしているのだなと、とても柔らかい気持ちになる。のんびりと日々を過ごしていきたい、それが私がMMORPGに求めているものなのだ。

久し振りにウィンダスの自宅に帰宅。ドルシネアの匂いが染み込んだベッドに身を沈める。おやすみなさい、また明日。


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